表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/22

始まりの町ブルム03

 おはようございま~す!う~ん、快適~!しかしこの布団、本当に良いな~。高級宿じゃなかったと思うけど、なんでこんなに良い布団使っているんだろう?1階に降りて受付の女の子に聞いてみたよ。


「えっ?おねーさん、あれはとても安物ベッドですよ?高級のはもっとふかふかで、一度寝たら起きられないって聞いたことがあります」


 そのベッド大丈夫なのかな?人をダメにするタイプなのか、それとも本当に永眠するやつじゃないよね?


 話を聞いていると、魔物の素材はよっぽど品質が悪くない限りは安物でも地球の高級品に匹敵するほどの性能があるやつもあるみたいだね。こうなると、こっちの世界の高級品のベッドで寝てみたい欲求が出てくるね。永眠はしたくないけど!


 追加料金を払えば朝御飯を作ってくれるみたいだけど、私は要らないかな。【創造魔法】で地球の料理出して食べるから。気が向いたらこの世界のものも食べてみようと思うけど、たぶん舌の肥えた日本人には厳しいと思うのよね…。


 とりあえず、数日分の宿泊代を払っておく。しばらくはこの町に滞在するつもりだからね。一度部屋に戻って朝食をもぐもぐ。ちなみに惣菜パンだよ。私の朝食は気分でパンとご飯が変わるからね。


 そういえば、昨日はお昼も夕御飯も食べるの忘れちゃったな~。どうりでこんなにお腹減っているのか。惣菜パン3つ目~♪もぐもぐ。決して大食いキャラじゃないからね?ホントだよ?


 朝食も終わったから今日の予定を決めようかな。うん、お金に余裕はあるからしばらくは資料室かな?


 ということで、数日間ずっと資料室の本を読み漁る日々が続いたよ。おかげでこの世界のことが結構解ってきた感じ。


 ん?スマホが震えてる。なんだろう?神様からのメール?なになに?


「異世界生活はどうでしょうか?たまに見守るようにしていますが困っていることはありませんか?遠慮しないで、なんでも言ってみて下さいね」


 神様からのメールは…無視出来ないよね?仕方ないから、特に気になってはいないけど、教会で信仰されている神様って貴方なのですか?って聞いてみようかな。


 あ、返事来た。早いな。さては待っていたな。え~っと、「幾つかの信仰があるようですが、その中のひとつに私を信仰するものもあります。ですが、恐らく悠理さんが言っている教会は架空の神を信仰しているものだと思います」


 架空なんだ。元になった何かはあるのかも知れないけどね。実際は神様でもなんでもないってことね。これ、教会の人に言ったら異教徒扱いされて捕まって火炙りにされそう。


 宿屋の宿泊期限になったから延長しておくよ。そろそろ冒険者らしく依頼をやってお金を稼ごうかな。お金は大事だよ。どこの世界に居てもね。


 いつも通り冒険者ギルドに来たよ。何故か毎回たくさんの視線が集まるんだよね。やっぱり格好が怪しいのかな?でも素顔を晒すのはな~。門番さんの反応も気になるし、顔を覚えられるのも嫌だし。


 そんなことを考えながら掲示板の前まで移動して依頼を見てみる。う~ん、私が受けられるのはFランク以下の依頼なんだよね。ほとんど常時依頼だね。


 町の人が依頼している簡単な雑用、町の近くにある薬草の採集、ゴブリンの討伐、ウルフの討伐、ミニスライムの討伐がGランク。Fランクはゴブリンやウルフの群れの討伐、オークの討伐、難度の低い調合とかの専門の雑用等々…。


 どれにしようか迷ったけど、レベル上げもしたいから、魔物討伐しながら薬草採集をしようかな。薬草採集やGランクの魔物討伐は受注の必要が無いし。ついでにちょっと遠くまで散歩してマップでも埋めようか。


 レベル上げ、お金稼ぎ、マッピング。一石三鳥ですね☆


 一度見たところならば、転移でいつでも跳べるようになるからね。マッピングも優先度の高いやるべきことだね。


 …ところで、ギルドを出てから後をつけられているっぽい。私の感知魔法で丸わかりなんだよね。ついでに風魔法で音を拾い上げて、声を聞き取ってみる。


「収納持ちの女…なんとしても手にいれるぞ」

「噂によるとめっちゃ美人らしいぞ」

「新人冒険者で収納しか使えない魔法使いだからな。こんなに良いカモはいないぜ」


 だそうだよ。収納が使えるってだけでもこんな感じなんだね。私が女性で、若くて独りっていう条件もあるからかな?まぁなんにせよ、あーんなことやこーんなことされるつもりは無いから、適当に振り払おうか。


 門番までたどり着いた私は、後ろからくる冒険者パーティーに後をつけられていることを門番さんに伝えた。証拠が無いからどうこうは起きないと思うけど、足止めくらいにはなるはず。


 うん。ちゃんと門番さん仕事しているね。この内に視界から外れる位置まで移動して、転移!


 私が異世界転移してきた場所まで跳んできたよ。ここまで来れば、あいつらに会うことも無いでしょ。ゴブリンくんは居たけどね。サクッとしてポイッ。


 さて、【鑑定】スキルで薬草を探して採取してっと、ゴブリンくんはウィンドカッターで頭をはねて、ウルフはウィンドカッターで頭をはねて、ミニスライムはアースランスで核を貫くと。死体は収納に仕舞っちゃうよ~。


 採取、討伐、採取、討伐、討伐、討伐、採取、討伐討伐討伐討伐討伐討伐…。


 討伐が多いって?ウルフの群れに出会ってしまって戦闘ばかりになってしまっただけだよ。十秒ぐらいで殲滅したけどね。


 土魔法で鋭利な銃弾を無数に作って、風魔法で一気に射撃する。〈銃撃魔法〉という名前で【魔法作成】して、囲んできたウルフの群れを一掃したの。初めて使う魔法だから命中精度がちょっと悪かったかな。それで十秒かかっちゃった。


 どうでもいい情報だけど、私は家族と海外に旅行に行った時に実際に銃を撃ったことあるんだけど、思っていた以上の反動の強さにびっくりしたよ。アニメとかゲームのように片手でかっこよくとはいかないものだね。


 懐かしいなぁ。まだ小学生だった私に自動拳銃の整備の仕方とか、銃弾の作り方とか、狙いを定めるコツとかいろいろ教えてもらったなぁ。私に何をさせたかったのだろうね。あの人は。家族も止めなかったし。


 閑話休題。【魔力操作】のおかげで、魔法の威力が調整出来るのはありがたいかな。魔力が高いせいか、弱い魔法のはずなのに思った以上の威力が出るときがあるから困るんだよね。威力が強すぎると私自身まで巻き込まれそうになるし、地形が変わったりしたら直さないといけないしね。


 ウルフの死体はきっちりと原型を留めているね。これならば自分で解体してお金に出来るね。あ、解体魔法創っておこう。そうすれば、自分でナイフ持って解体する必要無くなるし、血も付かないから洗浄魔法とかで身綺麗にする手間も省けるからね。


 よし、解体も一通り終わりかな。それにしても、ウルフだけでも50体近く収納に貯まっちゃったな。一気に売った時に値崩れとかしないと良いけど。


 最後にステータスだけ確認して今日はもう帰ろうか。町の北側の平野もいい感じにマッピング出来たし、続きは転移ですぐに出来るからね。さてさて、レベル上がったかな~?


〈名前〉 平野悠理

〈種族〉 人間(異世界人)

〈年齢〉 16

〈性別〉 女性

〈職業〉 冒険者(ランクG)/魔術師

〈ステータス〉

レベル 9

HP 1090/1090

MP 3125/5200

攻撃力 607

防御力 554

魔力  684

精神力1020

素早さ 598

知力  701

器用  610

魅力  776

運   509

〈スキル〉

【創造魔法】【魔法作成】【刀神】【鑑定】【不老】【精神異常無効】【才色兼備レベル1】【元素魔法レベル3】【空間魔法レベル6】【魔力操作レベル3】【孤高レベル1】【索敵レベル1】【隠蔽レベル1】


 やっぱり異世界人はステータスの上がりが高いのかな?マナー悪いかなと思って一般冒険者さんのステータスを鑑定しなかったけど、基準として見ておいたほうが良いね。


 それにしても、ん~。気のせいかな。運の上がりが悪いような…。わ、私には神様がくれたプラス500分があるからね!大丈夫大丈夫!…ちょっと複雑だけど。


 運のことは置いておいて、新しいスキルを覚えたね。【索敵】は魔法で索敵していたからスキルでも覚えた感じかな。【隠蔽】は…格好のせい?【孤高】はいつもひとりで行動しているからかな。ぼっちじゃないよ?


 【才色兼備】?またよくわからないものがいつの間にか増えたね。全部まとめて鑑定だ~!!


【索敵】…気配感知の上位スキル。隠れている生き物を感知出来る。より正確な位置を把握出来る。


【隠蔽】…気配遮断の上位スキル。気配を消す能力が上がり、姿を認識させ難くする。スキル・ステータスを鑑定を防ぐ。


【孤高】…ひとりで行動している時に全ステータス上昇。


【才色兼備】…数多の才能を使いこなし人々を魅了する力。スキルの数×レベルの分だけステータス上昇。魅力の高さで相手の警戒心を弱くする。


 あれ?なんかいきなり上位スキルが手に入ったね。魔法で強力な性能なのを代用していたからかな?う~ん、まぁ手に入ったから良いよね!


 特に【隠蔽】は助かるかな。私以外に【鑑定】持ちも居るかもしれないし、隠せるスキルも選べるっぽいから、目立ちそうなスキルは隠しておこう。ステータスは相手とのレベル差で隠蔽出来る量が違うみたいだね。


 【孤高】はまぁ、普通だけど単純に強いかな。上昇量は割合なのかな?一定数値なのかな?前者だったら私にはとても強力だね。なんせ元が高いから。神様のせい…おかげで。


 【才色兼備】もステータス上昇効果という意味では、孤高と同じくらい強力だね。警戒心についてはよくわからないけど。


 それにしても、これ以上ステータスが上がるのか~。もうレベルを上げなくても物理で殴ってなんとかなりそうだよね。精神力も1000突破してるし、上限はまだまだ上っぽいけどね。って私は何を目指しているんだ…?


 でも、慢心は良くないよね。他の人のステータスも確認してみないと、実はそんなに大したことの無いステータスかもしれないし。それじゃ、転移で町のちょっと遠くに移動して…。うん。ここから歩いて帰ろうかな。あ、ゴブリン一体追加です~。サクッポイッ。転移先に毎回居るね。出待ちかな?



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ