↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
37/40

彼の正体



お互いの手の温もりが一つに繋がった時。

セイの歌声が、二人の間に挟んでいるカーテンを通り抜けた。




「絡み合った指先と〜♪ 」


「えっ! セイくん、どうしてその歌を……?」




このタイミングに思い出の歌のワンフレーズを歌い始めた彼に一瞬戸惑った。




「もう会えたよ」


「え?」



「あんたは会いたかった人に足首が浸かるくらいの大雪の日に再会を約束したんだよね」


「うん、そうだけど……。でも、セイくんがどうしてこの歌を?」



「本当にお前は鈍いな……。俺、最初に言ったよ。《セイ》はいっせいのせいって。それは、俺の名前 一星の中の一文字の星。お前が会いたがっていてくれた幼なじみの皆川一星だよ」




彼の口から皆川くん本人とカミングアウトされた瞬間、度肝を抜かれた。


いつもカーテン越しにいた彼は顔も素性も知らない人物じゃなくて、昔から再会を切望していた皆川一星くんだったから。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。