【街の人と来た人】
今日はお酒なし。
補充はしたけど、そういえば、爆発酒と呼ばれる酒が酒屋においてあったな。
有名なのは"るみ子の酒"ですな。
怖くて買えなかった。
一昨日からちょっと微妙な体調不良が続いているので、呑むのは来週。
37度になったときは焦ったけど、すぐに下がった。
熱を測ったせいのプラセボかもしれないけど、用心に越したことはないしね。
最初に戻ってきたのは、特に特徴のない普通の街の人だ。
斥候とか、戦士とか、領主とかいうのではなく、普通の人々だ。
街の中に入り、ゴミだらけの街の様子をみて、言葉も出せず呆けている。
呆けていても特になにもおこるわけもなく、ビーズが高速でゴミを回収しているのがちらちら見える程度だ。
「お、俺の家は大丈夫か?」
「あたしの家も!」
呆けてどれくらい時間が経過したのか分からないが、気が付いたら思わず声をだして自分の家に向かっていく。
街の様子はどこか何時もと違う。
ゴミのせい?
いや、何か不自然な形に家が並んでいるような気がする。
それに遠目に見える光景もなにか違う。
街は城塞都市の形をとっており、領主の家が小高い丘に建っているもののそれも城壁内なのだが。
「おー、見事に街が廃れているねー。」
お久しぶりのリユースがこの街に足を運んできたようだ。
ボロボロになったので、買いたたきが出来ると踏んできたのだろう。
「そうじゃろ、まぁ、ワシのせいらしいんじゃがなぁ。」
ガラクタジジイがいつの間にか横にいる。
「掲示板もみたよ、そうみたいだね。
長老が言うんじゃしかたないよー。」
「なんじゃ、あのコスプレジジイ生意気にも有名なんじゃな。
まぁ、ワシには関係ないからええわい。」
この街限定で、有用な人物なので、それなりに名も売れていたのだろう。
他に使えないが、似たようなスキルがないか探したりするプレイヤーもいたらしい。
「それより、来てくれたなら丁度ええわい。
ちょっと色々預かっておいてくれんか?」
「え~、普通にいやだけど。
後々の事を考えると、それよりさー……。」
リユースはある提案を耳打ちし、ガラクタジジイは少し驚いた顔をするも納得する。
「この街の命運は、これからだねー。」
リユースはご機嫌に、戻ってきた街の人達が集まってきている門に向かっていき、ガラクタジジイはまたも知らない人のところに入っていく。
短いです。
いっそ、一発キャラ一覧でも作ってやろうかと考えていたけど、無駄に長くなるのが想像できてやめました。
何気にもうちょっとで100話いくし、適当に出したキャラ覚えてないしなぁ。
名前のないキャラも多いしね。




