【会議室】
お酒呑んでいない、まだかぶれが治らないのです。
リンパマッサージの最終地点は肝臓ということで、酒で肝臓を働かせるまえに、ホッカイロで温めて肝臓の機能上昇を目指しています。
「ですから! NPCの復活をやめるべきなのです。
シナリオが崩壊します、発展がみこめません、戦争が起こりません!!
こんなゲームどこにありますか!!」
ここは、ガラクタジジイが存在するゲームを経営している会社の会議室。
華奢でいかにも神経質そうな男が金切り声をあげて主張する。
そこに反論するものは……。
「いや、そうは言うても、この方針でやってきたんやし。
それに、寿命や犯罪による消滅刑だってつくってきたんやから、それでええんとちゃう?」
年配の関西弁っぽい話をする男の声に、周囲の人々もうんうんとうなずく。
意外にもちゃんと会議をしているようだ。
会議とはいいつつ、雑談や四方山話になることなど多々あるし、決まり事の詳細を埋めるだけのものも珍しくない。
「それでは駄目なのですよ!
今は黎明期!
そう、たとえば、うちの部署が最近だしたゾンビゲーなど、ヒリヒリするような戦いがかのゲームにも必要になってくるのです!」
金切り声だけでなく、椅子から立ち、身振り手振りも加えて主張し始める。
「いやいや、それは話は逆じゃろ。
あの世界は、おとなしく優しく生きているのじゃから。」
「何を言っているのです?
ゾンビゲーのAIの元はかのゲームから来ていると聞いていますよ。
そんな世界でフラストレーションがたまっていたにきまっています!」
何を持って言い切っているのか中々謎なのだが、彼のなかではそういう図式が出来上がっているようだ。
「うーむ、確かに死を軽く扱いすぎるきらいはあるな。
ちなみにあのAIは、ワシの管轄で特殊な育て方をしたから、別にゲームのせいじゃないぞ。」
人気の出ているゲームなだけあって、各人情報をもっていたり、関係している処をしっていたりするようだ。
「あのゲームで、戦争を起こしましょう。
今がその時です。
時期なのです。
そうしないと、そうしないと、あのゲームは停滞してしまう。」
「人がいる限り停滞なんてせんよ。
AIだって成長しておるしな。
面白いもんじゃよ。」
どうやら、一人が強行しようと叫んでるだけのようで、意外にも賛同者は少ない。
変化を嫌うのは分からないでもないが、変化と改良は必要な時があるのは仕事の常だ。
年配の方々はやはりそういうのを忌避しているようにもみえるが、主張する奴もいう事が極端で、第三者がみたらいう事はどっちもどっちだろう。
敢えて言うなら、身振り手振りが派手なあいつは見てて面白いなと思う程度か。
「ただ、意見は極端ではあるが、一考するべきものではあるだろう。
もう一つ、病死程度は入れてしかるべきではないかとおもうのだが?」
第三の意見が出てきたが、折衷案としては落としどころだろうか?
「それなら、毒もいれるべきでは?
生き返っても病気や毒が続いて、何度も繰り返し死んでた時期もありましたし。
今では、リセットすることで解決しましたが、それはそれで何か違う気がするし。」
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会議は続く、誰の意見が通ったのか、それは数週間後のリリースノートだけが知ることだ。
ちょっと閑話な感じにしました。
何か脳内がおとなしいので、ノってこない。
酒がないからだとわかっているけど、酒入れてると誤字もとんでもなく増えるけどね。
ちなみに、当初はもっとエグイないようの会議にしようとしていたけど、やっぱり波が来ないよ。




