【渦中の中の二例】
前回と酒おなじで、冷のままです。
前回美味しかったので、今回も美味しいかなとおもったら、美味しいね。
つまみは、カツの寿司と、サラダに乗っていたエビマヨです。
あと、前回のトマトチーズのスナックもあります。
とある貴族の館。
「うぉぉぉ、どうしたら、どうすればいいのだ!」
貴族街のとある屋敷のなかで、えらそうな人が転げまわっている。
例の呪いの発動で、帳簿が恐ろしい勢いで書き換わってしまっているのだ。
「家令、家令はおるか!」
「いえ、既に暇をもらって出て行きました。」
「何! そうだ、貴様を家令にしてやろう!」
「いえ、私もお暇させていただきます。
何でも、家の借金が何故かなくなったそうなので。」
「何ぃぃ!!」
このような光景があちこちにみられ、みるみる年老いる若作りの貴族。
髪が一気に激減する貴族。
家人たちがいつの間にいなくなり、さらにいつの間にか身分が貴族から奴隷になる元貴族。
煌びやかな、豪華な物品や屋敷がどんどんみすぼらしくなる。
ここはすでに貴族街ではない。
呪いによっていきなり人生を狂わされた住民がいるだけの、魔境へと変わっていく。
そして、その魔境はどんどん広がっていく。
とある貴族のゴミ捨て場。
「うぉぉぉ、どうしたら、どうすればいいのだ!」
貴族街の路地裏で、汚い恰好の男性がうめいている。
例の呪いの発動を、彼が起こしてしまい、恐ろしい事をしてしまったことに慄いているのだ。
「誰か、誰かいないか!」
「いないよ、みんなどっかいっちゃったから。」
「何! そうだ、きみ一緒にきてくれない?」
「嫌だよ、何だか凄く嫌な予感がするから。
君も早くどこかいったほうがいいよ、ほら、後ろに人が来ているし。」
「何ぃぃ!!」
うしろに黒服の人間がずらりと並び、男の顔からどんどん表情がなくなっていく。
髪も一気に一部が白くなる。
黒服たちはいつの間にか周りを囲み、かれの身柄は拘束され連れていかれる。
血のついていたナイフはすでに乾いてどす黒い。
ゴミ捨て場は、少し前からかれらの住処に代わっている。
呪いを発動させてしまい、人生が狂ったのはこのゴミ捨て場に済みついているゴミ人間で、ゴミが減りスラムへと変わっている。
そして、スラムというテリトリーは裏世界の人間の領域へと広がっていく。
結局、ジジイを殺したのは殺意ある復讐者でもなく、混乱を狙った革命家でもなく、暴れ始めていたテロリストでもなく、
ただ単に、ここに住んでいて、ルールを乱された住人が衝動的に行っただけだった。
結局、貴族たちを殺したも同然にしたのは、呪いではあるが、自らが信じていたお金であり、地位であり、人を使う事であり。
ただ単に、そのルールが無くなるだけで、貴族街というのは、この日無くなった。
何となく似たような感じで二例書いてみました。
そのせいか、かなり不自然です。
こういうの上手くいかないんですよね。
酔っ払いが小手先考えてどうするよってね。
次回は王都かジジイの事になるかな。
落とし種もどうなるんだろねー。
私も分からない、下手すると国滅ぶしなぁ。




