【蘇生場所】
純米酒 半蔵 & 八反錦というお酒、おいしー。
何か、気分が良いせいか、すごくおいしー。
つまみは、ポテサラとマカロニ、あとスナック菓子でトマトチーズ?
軽いから、食いすぎるな。
気を付けよう。
ここは神域。
死亡したプレイヤーやNPCが復活する場所。
前回の掲示板で火事と出ていたそこは現在……。
人でごった返していた。
「火事じゃなかったのかよ!!」
「いやいや、火事だよここ以外……。」
「説明しよう。
蘇生場所は神域と呼ばれる場所になるが、それは複数存在する。
王都という大きな街の性質上、多くの神域があり、それらの上に神殿は建てられていた。
しかし! 今、総本山であるこの神域以外は全て焼き討ちにあい、王都近くで復活しようとおもったらここしかないのであった!」
説明ありがとう。
そういうわけで、陸の孤島とまではいかないまでも、そこそこ距離のある神域に復活するしかないというわけだ。
復活場所を他の街にと選ぶこともできるが、そうすると移動に時間がかかる。
転移アイテムは高いので、ちょっとお財布に厳しいのだ。
「食料はたっぷりあるから、ここでゆっくりしておいき。
王都は今は危険だ、近づかないほうがよいじゃろうて。」
神官服を着た老人が、ここでゆっくりすることを皆に進めるが、王都の住民はともかくプレイヤー達はそうはいかない。
祭りには参加しないとプレイヤーやっている意味がないのだ。
そうこうしている間にも、復活者はどんどんでてくる。
王都で暴力の嵐が吹き荒れている証拠だろう。
「いててて、ひでー目にあった。」
出てきたのは、出店を開いていたおっさんだ。
その正体は、国の隠密であり、情報収集や操作を役割としているおっさんだ。
おっさんである事には間違いがない!
そのおっさんは周囲を一瞥して、すこし安堵する。
最悪な状況ではなかったのだろう。
しかし、そういう時に最悪はえてしてやってくる。
「すいません、守り切れませんでした!」
「それもしかたないわい。
契約上の事はきっちりやってくれたからのう。
しかし、これはどうなるのか、わくわくじゃのう。」
<通称ガラクタジジイの死を確認しました。
アビリティスキル、呪いが発動されます。>
<5分後に、ガラクタジジイの死亡地点を中心発動、殺害該当者が呪いを受けるか、死体のロストの確認をするまで広がり続けます。>
<呪いは抵抗に失敗したNPC,PCにかかわらずかかります。>
<一部 無効化アイテムを持つものや、称号を持つものにはかかりません。>
そう、ジジイが殺された。
これはそういうことだ。
しかし、追加でインフォメーションが続く。
そして、5分後……。
<譲渡・売却不可の呪いは→貴族街の発生により借用不可の呪いへと変化しました>
【借用不可の呪い】
借り受けている者に対して、買い取らなければいけない。
出来なければ、相応のものが搾取される。
地位であったり、土地であったり、家族であったり、時間であったりと、そのものが最も大事にするものから消えていく。
金銭であった場合、貸出金の100倍の借金を課せられることとなる。
なお、プレイヤーに関しては、レアアイテム以上が全て削除される。
借金や、借りたもの、黙って持ってきたものが一つもなければ、この呪いはかからない。
なかなか謎な呪いが発生したようだ。
街中なら、譲渡・売却不可の呪い。
街道などの外なら空間が歪む呪い。
そして、貴族街なら、借用不可の呪いというパターンのようだ。
「おお、なんじゃこの呪いは初めてじゃな。」
「以前は、王都でも街中でしたからね。」
とんでもない話が出たような気がしないでもないが、今はこの状況が限りなくまずい。
なにより、貴族達が借用をしないなんてことは殆どありえない。
更に、それらを全て把握しているなんて、稀だ。
更に言うなら、国も危険だ。
国は他国や国民に借金して成り立っているところもあるのだ。
それらを把握しきれている人物なんているだろうか。
落とし種の混乱に、革命のような人の動きに、さらに火に油どころかガスを吹き付けるかのうような混乱が発生する。
王都は、国は、人々は、今後どうなるのだろうか。
しかし、プレイヤー達は、半ば興奮してその様子をみている。
ゲーム内とはいえ、ターニングポイントっぽいイベントの渦中にいるのは、ゲーマー冥利につきるのだろう。
謎だった、もしくは書く機会がなかなかなかった、復活場所です。
神殿ってのは決まっていたけど、神域って書いてたわ。
まぁ、それならそれでそれに合わせた。
久々に呪い発動です、さて、どうなることやら。
収拾つかないかもしれないが、酔っていればどうにかなるよ。




