表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ガラクタジジィは今日も拾う  作者: じじぃになりつつあるもの
54/115

【思惑は……】

GWで明日もお休みなのさ。

お酒は鉾杉 無濾過生 純米酒 令和二年度醸造仕込み4号とある。

つまみはローソンで買ったおつまみセレクション。

予想通り、つまみは量少ない。

うーん、普通に飲みやすいかな。

普段吞みする人なら、コスパ的にもいいかもしれない。

何かこの酒造は一時期偉い羽振りがよかったそうだが、今は何か反省してちゃんと酒を造る様になっているとかなんとか言ってたような、酒屋のおっさんが。


GW暇だったので、過去のPCのパーツを箱に入れていた。

じゃんぱらに売っても、数千円になるかならないかだろうなぁ。

Win7のがあと一台あるから、それはLinuxにするかな。

Linuxインストールして何が出来るか今一わかっちゃいないが。

…………たっぷり10秒は過ぎただろうか。


誰も何も言えず、言わず、時間が静止しているかのようになっている。


プレイヤーを巻き込んだイベントというのはあることはあるが、ここまで国の中核に食い込んだものは今までない。


コンシューマーならプレイヤー全員が同じ体験を出来るのだから、よくあるが、特定の人間だけが体験できるというのはあらゆる意味で不公平感を出してしまう。


しかしながら、長く続けているとそういうのもどうでも良くなることも多々あるもので。


むしろイベントが発生したことを喜ぶ人たちが出てくるのが、長寿ゲームというものかもしれない。


「んで、それがどうかしたのかの?

 ワシはゴミ拾いに忙しいんじゃが、それだけなら行って良いか?」


今度はスペードを除く他の奴がガラクタジジイを見る。


ジジイは気にせず、返事がないことを良いことにそのまま扉に手を掛けるが、それをスペードが止める。


「すまないが、貴方にもちょっと居てほしい。

 ここを拠点にしていることもあるし、何より部下たちにはまだ周知していないから、下手を打つと混乱だけが広まりかねない。」


「へー、なんで俺達には話をしたの?」


ふっと一呼吸を置いて。


「もちろん、信頼する仲間だからさ。」


駒と言ったり、仲間と言ったりするが、彼にとってはどちらも本心だ。


駒も仲間も変わりない。


部下は部下で駒ですらないから、ある意味上として扱っているのだろう。


「ワシもこの場所使わせてもらっておるから、仕方ないの。

 別に話題に出すような話でもないんじゃし、心配し過ぎだと思うのじゃが、まぁそういうもんかのぅ。」


「小一時間程、私の話を聞いてくれ。

 なに、皆にやってもらうことは大したことではない。

 それなのに、終わったら、色々面白い程各々の為になることは保証しよう。」


たった4人だが、その4人と部下たちで十分と考えたのだろう。


スペードはプレイヤー3人と部下たちに指示を出していく。


一時間経過後、皆はばらけてそれぞれに行動を始める。



「ちょっと面倒じゃのう。

 まぁそろそろ行こうと思っておったからいいんじゃが、あそこはちょっと面倒じゃからのう。」


ガラクタジジイは、見た目キッチリした感じの建物にきていた。


かなり大きく、冒険者ギルドや大商会と比べて引けを取らず、また歴史を感じさせる雰囲気は例に出した二つは全く及びもしないだろう。


入口にはものものしく衛兵が立っており、入場する人々を鋭い目で見ている。


そんな物騒な場所にもかかわらず、人の出入りは多く、衛兵の疲れ目を思わず心配する人もいるかもしれない。


ここは、いわゆる市役所だ。



<-30分後->


「じゃからのう、3年前も同じことをやっておったんじゃ。

 事例を漁れば出てくるじゃろう!」


「そんなことを言われましても、私まだ一年目で……。」


「そんなこと関係あるかい。

 ワシが覚えておるんじゃから問題ないじゃろ!!

 第一、記録を残しておくのが役所の役目じゃろうが。」


「いま資料を探しておりますので、すぐという訳には。」


「それじゃ、一年目言うていたのは何じゃ?

 ワシがそれで引っ込むとでもおもったんか?

 舐めてくれるのう!」


涙目の新人一年目の受付とガラクタジジイが口論というか、ジジイがクレーマーをしている。


自分が特別だとおもう、自分のいう事は正しいことだと考えている、若造が言う事はとかく間違っている、間違った話には上げ足をとる、こらえ性がないからすぐに結果が出てこないと怒鳴り散らす。


たまにみかけるおっさんそのものだ。


「まぁまぁ、待っていればいいんじゃないかな?

 そんなに騒いだら色々目立つし、護衛がめんどうだし。」


マモルくんが仲裁にはいると、ぶつぶついいながらも待合席にもどる。


「これでいいんでしょ?」


小声でガラクタジジイに聞く。


「ああ、これで対応が早くなるからの。

 ワシ一人だともう一暴れせんと早く対応してくれんからのう。」


抑え役のマモルに対しての罪悪感を利用しての自分の対応を早くするというテクニックということらしい。


ジジイひとりの場合はクレーマー対応を急ぐいみで早くなるが、それなりに雑になるし、下手すると二回目来ないといけなくなることもあるから中々の作戦かもしれない。


「お待たせしました。

 確かに、貴族街のゴミ収集等を行われていた記録があります。

 明日からですね、大丈夫です。

 業者には話を通しておきます。」


ガラクタジジイは、明日から貴族街のゴミを収集することとなったようだ。

王族でもジジイには関係ありません。

けどまぁ、渡りに船で貴族街へ、後それなりに対応してもらいやすいようにスペードが手をまわしています。

けど、年配の人の理不尽ムーブを書きたかったので、ちょっと受付の方には犠牲になっていただきました。

ちなみに、当然ながら酔っていることもあり、今後の展開なんて勢い任せです。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ