オフタリ
はい、また更新が長くなりすぎてしまい申し訳ありません・・・
話のほうはラストに向けて走っている最中なので、失踪することはないと思います。安心してください笑
感想やアドバイスも随時の募集しているので、些細な事でも構いません、気軽にしていただけるととても嬉しいです!!
梅雨に入り、最近ずっと雨が降っている。
しかし雨が降っていようが部活はあるわけで。
「あら、まさ。早いじゃない。」
「おう、はるか。おつかれっ」
なぜか海沙と空斗は風邪で休んでいて、
今日は2人だけの部活となった。
視聴覚室にはザーッという雨の降る音と、
パチ、パチというオセロの音だけが響いている。
「ねぇ、まさとみさの親さん達ってさ、
私たちみたいに幼なじみ同士だったのよね?」
「あぁ。ただ俺たちと違うとこといえば、
同性同士が幼なじみだった、てとこかな。」
「ふーん・・・じゃあまさ自身はどうなのよ?」
「どうって、なにが?」
「そりゃ、みさのことをよ。親同士も知り合いで、
兄姉も結婚、誕生日もいっしょなんだから。」
「別にどうって、ただの幼なじみだよ。
姉さんとかがそうだからといって、俺たちも同じようにする必要はないんだし。」
「そっか。へぇー、そーなんだ笑」
「んだよ、そっちこそどうなんだよ、幼なじみなんだし。」
「あぁ、あいつはバカだから笑」
「いや、俺の幼なじみもバカですけど」
「お互い、バカな幼なじみと親友をもつものね。」
「その幼なじみと親友は同一人物だけどな笑」
「それ言われたらなにも反論できないじゃない。」
今日はいつもと違ってゆったりとした空気が流れていた。
「なんでだろうな、今日はなんか落ち着いてるな。」
「そうね、雨が降ってるし、バカ2人がいないせいじゃない?」
「はるかと2人だとこんなにもゆっくりできるなんてな。」
「なによ、急に恥ずかしいこと言わないでよ。」
「いいじゃん、ほんとのことなんだし。
たまにはこういう時間もいいかもな。」
「うん、たまには・・・ね笑」
そのとき、俺は葉明から目を奪われてしまった。
葉明が今までに見たことがないくらいの満面な笑顔だったから---
どのくらいの時間が経ったのだろうか。
その笑顔が頭から離れることはなかった。
そうしているうちに今日の部活は終わった。
家に帰ってからも忘れることができなかった。
葉明とは小学生からの付き合いだが、
ここまでに印象に残った笑顔を見たのは初めてだった。
そんな俺は、1通のメールの着信で我に返った。
メールの主は海沙だった。
「今日は休んじゃってゴメンネ><
明日は今日の分まで遊ぶぞーっ!!」
こいつ、1日休んだだけでどんだけ遊び足りないんだよ・・・
と思いながらも、いかにも海沙らしいなと思い、
少し笑ってしまった。
「そうだな、今日はバカが足りなかったみたいだ笑」
と返信し、今日は寝ることにした。




