表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
19/35

十九話 戦いの終わり。

結界の補強を確認した後、私は再び水晶玉からの映像を覗いた。

彼らの戦いは見事だった。

スタンピードの影響か巨大化したゴブリンやバーサーカー状態のオーガが、ルルの出したドーム状の結界により一所に集められ、集中攻撃を受けていた。


「すごい、すごすぎる」

「あれだけの規模と強度を持った結界を、たった一人で作れてしまうだなんて」

「さすがルルだな……アイツがいれば、テレーシア領は大丈夫だ」


水晶玉から映し出された冒険者たちの活躍に、領民たちは喜び、安堵する。

彼らから不安が無くなった事を、私は素直に喜んでいたし、戦い成長するルルくんの姿を見れて誇らしかった。


「ルルくん……よかった」


そして数十分ほどで魔物たちの制圧は終わり、冒険者たちの完全勝利となった。

領民たちは彼らを出迎え、心からの感謝を込めて出迎えた。


「ありがとうございました。みなさんのおかげで町が救われました」

「皆さまの活躍ぶり、本当に見事でした!」


私も彼らに感謝を伝えるために前に出る。

その私の前に黒いコートを纏った男性が近づく。

ルルくんだった。


「ルルくん。お疲れ様。すごかったね」

「当たり前のことをしたまでです。それに、私は強いですから」


自信をもってルルくんは笑う。

その穏やかな笑みは出ていくときのものと変わっていなかった。


「じゃあ、私、皆に挨拶してくるね。ルルくん、目覚めたばかりで無理したんだから……ゆっくり休んでね?」

「ありがとうございます、ドロシー様」


そう言って私の手を取って、口付ける。

突然のことに固まってしまう。

周りはニヤニヤと笑うばかりで何も言わない。

きっと、敢えて何だろう。

ひと段落ついて、私は彼との会話を思い出した。

ルルくんに告白されたんだ。

……どう答えればいいだろう。私。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ