ちょっとした愚痴
その後数カ月私は本を読み漁りながら魔法を作る方法を探っていた。
リアーネもたまにどうしたらいいのか聞きに来ることはあったけど頑張って色々試してるみたいだった。
ん~やっぱり分からないわ・・・そもそも観賞用魔法なんてそんなに普及してない世界らしくて本当に1から作ることになるわ・・・ただでさえ色々と大変なのに。
【少し前の話】
ある時は教室でお昼ご飯を食べていると・・・
「やあ、ニーナ!」
王子がやってきてまた男の人を置いてどこかに行ってしまうし・・・
ある時は、タリアが高笑いをしながら絡んでくるし・・・
「そんなことも知らないで領主の娘をやっていたの本当に何もしてこなかったのね~」
本当に面倒なのは王子が初めて教室に来た時なんかは周りの女の子達が騒ぎ出すわ・・・私の名前を呼ぶもんだからタリアが睨むはで・・・大変だったわ。
【現在に戻る】
普通の学生生活が送れないとは思ってもいなかったわ・・・
こうして本を読んでる間が一番安心できるのかもしれないわね。
図書室のドアが開き急ぎ足で誰かがやってきた。
「ニーナさんはいらっしゃいますか~?」
何もしてないはずですけど・・・また何か起きたのかしら
「はい、私ですが。どうなさいましたか?」
みたら教員のようで私はあまり関わったことが無い方でした。
「あの~王子様がいらしてます・・・」
私の安寧はどこへいったのかしら・・・
そうして先生の後に付いて行ったら。王子が相変わらず男の人を連れて来ていた。
「やあ、授業中に来てしまって申し訳ない。またこの人と待っててくれるかな?」
私はもう慣れてしまったのか気が抜けてしまったのかその場で軽くため息をついてしまった。
「ええ、分かりましたわ。でもどうしていつも誰かを連れてきては一人で回られるのですか?」
王子はピクッと動いた後笑いながらこちらをみた。
「え~っとそれは~一人で外に出るのは怒られるので誰かしら付いてきてもらってるんだ」
苦しそうな言葉に聞こえるのは私だけでしょうか・・・連れてきた人笑顔が引きつってますわ。
「学校では一人でもよろしいのですか?」
「まあ学校にはアルゴス様もおられますし、君もいるから安心できるのさ。じゃあ、任せたよ~」
そういって逃げるように去って行った。
本当に視察に来ているのかしら・・・結構の頻度で来てますし。それに毎回違う人が付いてきてますわね。
長髪の男の人は何も分からないといった顔で私の方を見ていたので私は学校を軽く案内することにした。
「時間もあるようですし少し学校内を歩きませんか?案内いたしますわ」
「そ・・・そうだね。お願いするよ」
せめて授業中くらいは自由にさせていただきたいですわ。王子様・・・




