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人付き合いの難しさ

本を読み漁り、魔法の仕組みなどを少しずつだが勉強していた。


詠唱と術式・・・二つとも似てる所も沢山あるわね。でも、やっぱり古代は一切書かれていないのね。詠唱と術式で似てるといえばやっぱり魔力を動かすというものが組み込まれていることかしら。

私が使ってる魔法は自分で意識して動かして想像したものを出すような物だから全然違うものに思えるわ。


じゃあ今花火を打ち上げる魔法を作ろうとすると、魔力の動き・・・魔力をどうやって動かすかなど考えて作る必要があるのね。


しかしいくつか本を読んでいたが炎を散らすという方法などは書かれていなかった。


感覚的にやってることだからどうやって探したらいいのかしら・・・


私は体を伸ばして天井を見上げた。


1から作る方法なんてすぐには見つからないわよね。きっと炎を出すとかはすでにある詠唱でできるしそれをどんな詠唱で打ち上げて散らすのか・・・もしくは、術式でそれらがまとめてできるのか。考えていくしかない・・・


気が付くといつのまにか授業の時間は終わっていたようで、図書室に居た沢山の人達もかなり減っていた。


リアーネは帰っちゃったかしら・・・


そんなことを思いながら教室へ戻った。


一人リアーネは本を読んで固まっていた。


「リアーネ!どうしたの!」


「ニーナ・・・私・・・わからない」


私はお昼過ぎの話を思い出した。


「そんなすぐには答えはでないわ・・・でも、リアーネはどんな冒険者を目指しているの?」


「私は・・・強くてお金が稼げる冒険者になりたい」


「どうして冒険者なの?危険よ?」


「私は、家事もできないし勉強もできない・・・運動も苦手でも魔法だけは使えた。これしかないの」


私は尊時代を思い出していた。何をしても失敗ばかりで嫌になって死んでしまった。自分ができるものを見つけることができずに・・・


「リアーネはすごいね。できること見つけられてるじゃない」


リアーネは少し驚いた顔をしたがすぐ暗い顔にもどった。


「ニーナは簡単そうに魔法を使う・・・それも私よりもすごいの、そんな凄いの使えない」


劣等感みたいなものは本当にいつも感じていた。周りの人は仕事をすることができるのに自分は失敗ばかりして、まるで人の出来損ないのような気持になっていたこともあった。


「私も初めは大変だったわ・・・0からだもの」


リアーネは涙を堪えるように震えていた。


「それでも私より使えてる・・・」


「そうね・・・努力する時間が私にはあっただけよ・・・これからはあなたも努力する時間ができるわ。絶対に私が魔法を使えるようにしてあげる」


私は微笑みながら最後に一言伝えた。


「大丈夫、一緒に強い魔法使いになりましょ」


リアーネは泣き出した。


私が突き放すような事言っちゃってたのかもしれないと思った。友達なら一緒に探していこうといえばよかったのに・・・人付き合いは難しいわ。

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