頑張りました
私は王子が連れてきた男の人と二人っきりになった。
私はリアーネを見送ると男の人が話しかけてきた。
「あ~すいません。お昼のタイミングでお邪魔しちゃって・・・」
「いえ、此方こそお見苦しい所を見せてしまいましたね。わたくしはニーナ・クロフォードと申します」
「あ、僕はアゼル・ディエゴって言います」
見た目は王子と一緒くらいの歳の子かな?王子より背は少しだけ高くてキリっとしてる感じかな。
「エリック王子とはどのようなご関係で?」
「僕と王子は同じ学校の同級生ですよ」
同級生を連れて来て校庭で放置するってやりたい放題ね。
「エリック王子とは仲がよろしいのですね」
「恐れ多いですけど仲良くしてもらってますね。ニーナさんは王子と知り合いのようでしたけどどこかで?」
「ええ、社交界の時に話したことがありましたの。アゼル様は今日はエリック王子の付き添いですか?」
「まあ、そうだね。一方的に連れてこられたに近いけど・・・」
なんか最後の方ぼやきましたわね・・・
「そうなのですね。学校内でも一方的な事が多いのですか?」
「いや、普段はそんなことはありませんよ。一緒に居ることが多いだけですね」
「学校内でも一緒に居るんですか?」
「同じクラスだからね、剣術、馬術、座学なんかも大体同じ所でやってますよ」
「やっぱりエリック王子との稽古事?だとなにかと気を使われるんじゃありませんか?」
「手を抜いたら逆に怒られますよ」
それでも最後は勝たせてそうですけど・・・面子のためにも
「では、剣術などでは本気で?」
「ええ、大体僕が勝ちますね」
王子相手に勝っちゃうの!?
「他の事は大体負けちゃうんですけどね。剣術だけは僕が上なんです」
そう言ってしばらくアゼルの剣術のお話が続いて行った。
【エリック】
ニーナさんはまた変わった子と一緒に居るんだな。下手な男と一緒じゃなくてよかったといえばよかったけど・・・アゼルうまくやってくれてるだろうか。
「えっとリアーネさんであってるのかな?ニーナさんとはどんな関係なのかな?」
「あ・・・あの・・・と・・・友達です。」
すごい緊張してるな・・・話が出来なさそうなくらいだ。
「ニーナさんは優しいですか?」
「と・・・とても・・・優しい」
「普段はどんなこと話したりしているのかな?」
「ま・・・魔法の事です」
どうしよう・・・校長室まで持つかなこの状態で・・・
そんなぎこちない問答を繰り返し歩いていき、リアーネという子は周りの生徒に場所を聞きながらなんとか着いたようだった。
「ここかい?」
「わ・・・私もそんなに来た事ありませんでしたので・・・おそらく・・・いえ、聞いたので間違いないかと・・・」
「わ・・・わかった。すぐ用事が済むから少し待っててくれるかい?」
リアーネはその場で頷き扉の横に立った。
少し無茶をさせちゃったかな・・・後で詫びようかな。
そう思いながら校長室へ入った。




