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王子が学校に!?

リアーネを休ませて、自分の魔法の研究もしようと思った。


さっきリアーネが撃っていた魔法を見ていてとても懐かしい物を思い出した。


そういえばこの世界でも花火はあるのかしら・・・魔法で出しちゃおうかしら。


私は空に向かって小さな火の玉を打ち上げてみた。


それは炸裂することもなく小さくなって消えて行った。


まるで線香花火が終わる時みたいな消え方ね・・・


狙った高さで炸裂させられないかと調整をしてみたが小さな爆発が起きる程度だった。


リアーネは不思議そうな顔をして私の方を見ていた。


「ニーナ・・・何してるの?」


「私なりの魔法の研究よ」


そういって私は続けていた。


想像だけで言えば大体できているはずなのに全然うまくいかなかった。大体はある程度の所で爆発が起きるだけだった。


そもそも昼間にやって分かるものなのかしら・・・


そんな事を考えながら練習をしてその日は過ぎていった。


次の日のお昼、私はアンナがもらってきたパンを持ち外で食べていた。


教室に居るとタリアに絡まれる時があって面倒だと思っていたからだ。


少しするとリアーネもパンを買ってきたのかパンを持ってこっちへやってきた。そして二人でのんびりと食べているとリアーネは驚いた顔をして固まっていた。私はその姿を見てリアーネの視線の先を見てみるとエリック王子が歩いてきていた。


え・・・王子?魔法学校に何の用事なのかしら。


王子は知らない男の人と歩いてきており、私の方を見ると笑顔で寄ってきた。


「こんにちは、ニーナさん。元気でしたか?」


私は少し焦りながらも笑顔を作った。


「ご・・・ごきげんよう、エリック王子。このような姿で申し訳ありません」


そういってパンを後ろに隠した。


リアーネは口をパクパクさせて震えていた。


「あの、エリック王子・・・今日はどうなさいましたか?」


「今日は校長に用事があって来ただけだよ」


王子はリアーネの方を見て手を出した。


「すまないけど校長室まで連れてってもらえるかい?」


リアーネは緊張しているのかガチガチになって動けずにいた。


「では、わたくしが参りましょうか?」


私が立ち上がると王子は首を横に振った。


「いや、君にはこの人と待っていてもらいたいんだ」


隣の男の人がため息をつきながら王子の方を見た。


「いや・・・初対面だぞ?」


王子は笑いながら無視をしてリアーネにもう一度頼んだ。私はリアーネの方を見て手を握った。


「リアーネお願いできる?」


リアーネは無言で首を縦に振って王子の手を取り校舎へと入って行った。

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