リアーネの練習3
その後も私はリアーネに魔力の事を教えながら簡単な魔法で試していた。
「ねえ、さっきのすごい音の魔法はなんだったの?」
「これも魔力を操作して撃った魔法よ?」
リアーネは首を傾げ難しそうな顔を続けた。
「魔力を操作ってなに・・・分からない」
そしてリアーネはまた炎を出してジーっと見ていた。
「ねえ、その状態でもう一度同じ魔法使ってみて?」
そういうとリアーネはすぐに詠唱をした。すると少し炎が大きくなった。
「大きくなった・・・でも、ニーナの詠唱無しでできてた。なんで」
「私は詠唱無しで魔力を動かして大きくしたけど、あなたのは詠唱を介して魔力を指に送ってるの。詠唱魔法の授業で言われてたでしょ?詠唱することで魔法が発動するって、それは魔力が詠唱によって動いてるの」
リアーネはまた詠唱をして試していた。
「でも、魔力動いてるの分からない・・・なんで?」
私にもそれは分からなかった。なぜ、私は分かったのかも
「きっと色々試せば分かるようになるわ。ずっと魔法使ってるのも疲れるし少し休みましょ?」
そういって二人は休憩することにした。
「リアーネはなんで魔法を使いたいの?」
「私は冒険者になりたいの。でも、力が弱くて剣を振れなかったから魔法を使いたいと思った。ニーナはなんでなの?」
私はふと思った。元に戻るためになんて言えないし・・・そうなるとこういった質問が来た時になんて答えればいいかを考えていなかった。
「魔法を考えるのが好きだからかしら・・・」
少しありきたりな答えだったかしら。
そう思ってリアーネの顔を見ると少し微笑んでいた。
「私も好きになれるかな・・・」
それを見聞きした私も微笑んだ。
「ええきっと大好き慣れるわ。一緒に頑張りましょ」
そんな会話をしながら私はもっと安全な楽しくなる魔法は無いのかなと考えるようになった。
その後もリアーネは炎を大きくしたり撃ったりして魔力の動きを感じようと頑張っていた。
それを私は隣で見て考えていた。
どんな魔法ならみんなが楽しんで見てくれるかしら・・・危険じゃないやつで。
しばらくするとリアーネが撃った炎の玉が空で破裂したのを見た。普通なら何かに当たらないと爆発しないはずなのだが1発だけ破裂した。
リアーネは少し疲れた様子だったので私はリアーネを休ませることにした。
「今日はもう休みましょ?息も上がってきてるわ」
「まだ・・・魔力が分からない」
悔しそうなリアーネを無理やり休ませて、私は自分の魔法の研究を始めることにした。




