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パン屋のお土産

授業が終わり寮に戻ってきた。


貰った本全部は持ってこれなかったわね・・・でも魔法の本は持ってきたし読んでみようかしら。


内容は昔読んだ魔法の本とよく似たもので古代魔法の部分がないくらいだった。


やっぱり家にあった本で十分ね。セバスったらどこから持ってきたのかしらあの本。


そう思いながら本を読んでいると元気よくアンナが帰ってきた。


「た~だいま~ニーナ様~お土産です!」


凄く上機嫌でパンを持ってきた。


「おかえりアンナ、パンもらえたの?」


「そうですよ~売れ残りを少しいただきました~」


「よかったわねアンナ」


私はアンナの頭を撫でた。


どっちがお姉さんか分からないわね・・・


話をしながら少しするとご飯の鐘がなった。


「行きましょうか、ってアンナ?パン食べちゃってるの?」


「なんれふか~おふょおさま~」


「ご飯の鐘よ?」


「いきまふ~」


食べられるのかしらと思っていたがアンナはあっさりと平らげてしまった。


「アンナ、食べすぎじゃない?」


「そんなことないですよ~むしろニーナ様が食べてなさすぎなんです。育ち盛りなのに~」


元の世界ならドカ食いしたりしてきたけどこの体でできるとは思えないし・・・食べ方もかなり教育されたからそんなに食べなくても平気ではあった。


「十分私は食べてるつもりよ?」


「食堂に居るときはでしょ?」


「それは・・・出されたものは食べないとって思ってるけど少し多いわ・・・」


「ほら~やっぱり普段から少ない証拠です!」


「アンナ・・・油断してると肥えるわよ?」


「こ・・・肥えませんよ!動きますもん!!」


そしてお風呂の時間になりお風呂場へ行ったときにこっそりお腹を気にしてるアンナを見かけたのは気のせいだったことにしようと思った。


私はアンナの行ってるパン屋がどんな感じなのか気になって聞いてみることにした。


「ねえアンナ?あなたの行ってるパン屋でどんな仕事してるの?」


アンナは思い浮かべるような顔をして話し出した。


「そうですね~朝入ると大体掃除をしてますね~そのあとパンが出来上がってくるので並べて、接客してお客さんを呼び込んだりするくらいですね」


「凄い働き者じゃない!大丈夫?疲れない?」


「疲れはしますけど、私メイドですよ?お掃除は慣れてますし体力にだって自信はあるんですから~」


「それもそうね・・・」


私は納得した。下手すると今までのアンナの言葉で一番納得出来た気がしたくらいだった。


「きつかったら言ってね?また別の所探しに行けるから」


「働くのは変わらないんですね~」


「あなたも学校で勉強する?」


「学費がありません~」


「じゃあ稼がないとね」


そしてぶ~ぶ~言ってるアンナをなだめて休むことにした。

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