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校長との面談2

私達はコーヒーを飲み一息ついた。


「まあ、今は心配いらんじゃろ・・・社交界の場で刺されたくらいしか噂にはなっておらん。むしろ相手の方が噂になってるくらいじゃ」


刺されたってまるで殺されかけたみたいな言い方ね・・・


「盗賊退治の話もそこまで広がってはおらんじゃろ」


一応その話も注意しないといけないのね・・・


「しかし、普通なら身体強化魔法もあそこまで強いもんではないはずなんじゃが・・・古代魔法ではあそこまでいくもんなのだろうか」


校長は髭を触りながら考えていた。


「魔力を操作して体に纏わせてるだけですわ。魔力を込めすぎると骨が折れたりしますけど」


「それが普通ではないのじゃよ・・・普通の魔法では精々盾が軽くなったとか聞くレベルのもんじゃ」


私のはそれ以上ということね・・・というか普通の身体強化魔法あるのね・・・


「まあ、そういった魔法も研究してみるとよいぞ」


「はい、分かりました」


「後は、お主は貴族じゃから普通の勉強に加えて貴族らしいものも学んでもらうことになる」


「貴族らしいものですか?」


今までセバスに散々教えられたことかしら。


「舞踏会のダンスの練習や趣味、マナーや決まり事やらが主になる」


私は凄い嫌そうな顔をしていたらしく校長も苦笑いしていた。


「そんなに嫌かな?勉強らしい勉強ではないと思うが」


「正直苦手なものばかりです」


「そうか・・・まあ、魔法の方は割と自由が多いから気晴らしの様にやってもらえればよい・・・」


「そんなに自由なのですか?」


私は自分でやりたいことを見つけるのは得意ではなかったので少し苦労しそうだと思った。


「1学年は座学もあるが2,3学年はほとんどが自由研究じゃよ」


「では、単位とかはどうなるのです?」


「座学は一応レベルでテストを出すが、基本はある程度の期間で魔法の成果を見せるのがここでの評価じゃな」


私は思った以上に厄介そうだなと思い始めた。それは表情に出ていたのか校長は笑った。


「ほっほっほ、心配せんでも魔法を見せればそれでよいのじゃよ」


「それではみんな詠唱魔法をすれば簡単に評価もらえることになるのではないでしょうか・・・」


「そうじゃな・・・しかし、詠唱魔法も作り出すことは可能だし多少変化を付けることも少し危険じゃが可能じゃ、そういったところで評価は決まってくるのじゃ」


「古代魔法はどうです?」


「う~む、そこは・・・頑張ってくれたまえ」


そこは投げるのね・・・


「と、まあ学校の説明はこんなもんじゃ。何か聞きたいことはあるかな?」


「では、最後に私は年齢も融通して頂いてますが。迷惑ではありませんか?」


「なんじゃそんなことか」


少しがっかりしたような反応を校長はしていた。


「そんな心配はいらんぞ。わしに勝てた褒美みたいなもんじゃ。ついでに授業料もタダにしておいたから存分に勉強をしていってくれ」


私は授業料タダにすごく驚いてしまった。


「いいんですか?そんなに良くしてもらって」


「まあ寮のお金は貰うがそれくらいなら問題あるまい」


「そ・・・そうですか、ではお言葉に甘えさせてもらいますわ」


私はスッと立ち上がった。


「アンナ、そろそろお暇しましょ」


眠そうなアンナを起こして私は軽く頭を下げた。


「本日は貴重なお時間ありがとうございました。とても有意義なひと時でした。これからよろしくお願いいたします」


校長は最後の最後でつまらなそうな顔をした。


「なんじゃちょっとは馴染んできたと思ったのじゃが最後はまたお堅くなってしまったわい・・・」


そう言ったのを横目に私達は部屋をでた。

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