学校へ
時間が過ぎていき、私は学校へ向かう日の直前まで来ていた。
「アンナ~そっちはどう?」
「こちらは大丈夫です~後はそちらのカバンに~」
服や必要なものは大体カバンに詰めた。
この部屋ともしばらくお別れになるのね・・・8歳くらいからとはいえ結構お世話になった部屋だから名残惜しいなぁ・・・
私は机や椅子ベッドを触っていき寂しい顔をしていた。
「ニーナ様・・・」
アンナは私をみて少し不安そうな顔になっていた。少しすると母もやってきた。
「まあまあ、沢山持っていくのね」
私は顔を上げた。
「お母さま!来てくださったのですか」
「ええ、気になって仕方ないもの・・・ついに行ってしまうのね」
「はい・・・頑張ってきます」
「ええ、あなたならきっと大丈夫ね。でも、寂しかったら帰ってきてもいいのよ?」
いつもの笑顔でそう言うとそっと頭に手を乗せてきた。
「あなたは私の子よ・・・どこに行ってもきっと大丈夫、うまくいくわ」
「はい・・・」
私は少し胸が苦しくなった。この世界に来てここまで親が優しいと知ったからか別れたいと思わなかった。
「さあ、行ってらっしゃい!」
「はい!行ってまいります!」
そういってカバンを持ち上げようとした。
重い・・・手がプルプルする・・・
ふらふらとカバンを持って移動していく。
その姿に母は笑った。
私はその姿を目に焼き付けて行きたいと思った。
途中で私は、魔法を使い持ち上げて運び始めた。
「便利なものね~今度私も習おうかしら」
母は関心していた。そして後ろからアンナが泣きそうな声を出していた。
「ニーナ様~私のも~おねがいします~」
そんなことがありながら馬車の方へと私は向かった。
馬車には兄と父も居た。
「やあニーナ久しぶりだね!」
「あら?お兄様!お久しぶりです!」
「僕が卒業してくると同時に学校だなんてびっくりしたよ」
「まさかお兄様が来てくださるとはおもいませんでしたわ!」
「本当ならもう少し話せると思ってたんだぞ」
兄は笑った。そして父も笑顔で立っていた。
「ニーナあまり暴れてくるなよ?」
「分かりましたわ。お父様。あら・・・セバスは今回居ないのね」
「ああ、セバスに仕事を少し任せてきたのでな。とりあえず王都に着いたら服屋で制服をもらうんだぞ。お金や採寸は送ってあるはずだからな。この紙を渡せば貰えるはずだ」
「分かりました!では、お父様、お母さま、お兄様・・・行ってきます!」
そして感動の別れかと思ったけど馬車の後ろで何か動いてるな・・・
「ニーナ様~助けてくださ~い」
「アンナ・・・」
荷物を載せられなくて泣いていたので魔法で持ち上げて乗せてあげた・・・




