難しいお年頃
【エヴァン】
王たちも悩んでくれているが私としては、昔のあの子なら絶対に家から出さないが今のあの子ならやりたいようにやってもらってもいいと思っている。
王は難しい顔をして口を開けた。
「あれくらいの年頃の女子は難しいと聞くからな・・・」
「そうですな・・・急に模擬戦をしてしまって、わしも配慮に欠けておりましたわ・・・」
「では、私からニーナの方に話しておきます。そしてできれば行ってくれないかと勧めておきます」
王と校長は笑顔になった。
「そうか!では、頼むぞ。クロフォード君」
「して・・・あの子はいくつなのじゃ?」
「確かまだ12歳でございます。なので3年後魔法学校へ送り出すことになるかと」
「ふむ・・・その辺も都合しよう!」
通常なら15歳から学校へ行くがそれより早く行けるということに私は驚いた。
「今なんと・・・」
「ん?年齢の部分も都合すると言ったのじゃ」
12歳で学校へということなのだろうか・・・
「しかし、まだ早いのでは?」
「なんじゃ手放したくないようじゃな?親ばかめ」
校長はニヤケながら言ってきた。
「いえ・・・そのようなことは」
愛想笑いで私は返した。
「まあ、無理にとは言わんが、わしの所はいつでも構わんぞ。まあ、来年の入学になると思うが。じゃが、早い方がよいぞ」
「なにか遅いと問題でも?」
「問題というわけでは無いが噂が流れて他所に流れるのは困るのでな」
私は考え込んでしまった。
「まあ、考えておいてくれたまえ、ただし外の国へはなるだけ出さぬようにな」
「分かりました」
【ニーナ】
お父様遅いな~ちょっとこの部屋落ち着かなくって。
「いっそ街でも行ってみようかしら」
アンナはまだプンプンしていた。
「いけませんよ!そんな姿じゃ恥ずかしいですよ!」
「・・・そんなに怒らないでアンナ」
「怒ってません!でも、奥様にはこのこと伝えますからね!」
「アンナ~許して~」
そうして時間が過ぎていった。
昼過ぎ父が迎えに来た。
「そろそろ帰るとしようか」
「分かりましたわ~アンナ行きますわよ」
そうして私たちは馬車に乗った。
「せっかく来たのにまた街を見れなかった~」
アンナが不貞腐れていた。
「アンナ・・・お父様の前ですよ」
「だってぇ~」
「まあいいじゃないか」
父は笑っていた。
「もしかしたらだがまた来ることになるかもしれんからその時にでも周りなさい」
アンナは目を輝かせていた。
「本当ですか!?旦那様!」
「ああ、だが、もしかしたらだぞ?」
そういって街で軽く食料だけ買って帰って行った。




