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王との話

そして時間が過ぎ王都へと着いた。


「いいかニーナ、嘘は言わずに正直に答えるだけでいいからな・・・下手に付けば首が無くなると思え」


首!?ギロチン・・・か?


私は冷や汗が流れ始めた。


「わ・・・分かりましたわ・・・お父様」


そうして私は怯えながら城へと向かった。


「さぁ、着くぞ。覚悟はいいな」


無言で私は必死に首を横に振った。


「足掻いても逃げれんぞ」


父はそういって笑顔で降りて行った。


私はアンナの顔を見た。


「頑張ってくださいニーナ様」


あ・・・逃げれないやつだ・・・


私は諦めて堂々と降りて行った。


兵士が一人迎えに来ていた。


「王がお待ちです。こちらへどうぞ」


王様の居る所へと私と父は向かっていった。


広い部屋へ通されると王様は奥で座っていた。


父は部屋に入ると少し進み頭を下げた。それを見て私も隣まで進み頭を下げた。


「エヴァン・クロフォードただいま参りました」


「おお、よく来た。そこまでかしこまらなくてよいぞ」


父は顔を上げた。私もそっと顔を上げた。


あの人は・・・社交界で声をかけてくれた威厳のある人!変な汗が出たのは王様だと本能的に分かったからか?


「この前の社交界の事を謝りたくてな。本当はこちらが出向くはずだったのだが怒られてしまってな」


「いえ、私どもでしたらいつでも参りますので・・・」


「いや、こちらの配慮が足りずに娘さんを怪我させてしまったのでな、申し訳なかった」


私は思わず声が出てしまった。


「そんな王様頭をお上げください。私は平気ですので」


「いや、後が残っては大変だと思ったのでな、それで怪我をさせたものへの処遇についてだが徴兵することにした」


私は驚いた。いくら怪我させたとはいえ貴族の子が兵士として呼ばれるなんて・・・


「本当にわたくしのことは問題ありませんので、その方を許してあげられませんか?」


「いや、この件はそなただけの事ではないのだ。それに徴兵といってもずっとではないから心配はいらぬ」


父は私を見て小声で言ってきた。


「ニーナ・・・落ち着きなさい」


「はい・・・お父様」


王様は笑っていた。


「クロフォード君の娘さんは優しい子だな」


「恐れ入ります」


「しかしな、貴族社会というのはそれだけではいかんのだ。甘えを許すと次々と問題を起こすようになる。覚えておくとよい」


「はい、分かりました」


私はすぐ頭を下げ返事をした。


「して、実はなもう一つ話があってな・・・」


笑顔だった王様が真顔に戻っていた。


怖い・・・何か私やらかしたのかしら・・・

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