2着目のドレス
私は数日はゆっくり休んでいたその間アンナは恐ろしいほど大人しくしていた。
ノックが聞こえ入ってきたのはセバスだった。
「お嬢様ドレスの仕立てが終わりましたのでお持ちしました」
私は驚いた。
「少し早くないかしら・・・」
「ええ、急がせましたから」
そういって前と同じようなドレスができていた。
「では私は外でお待ちいたしますので着替え済んだらお知らせください」
そういってセバスは外へ行った。
「アンナお願いできるかしら」
「はい、ニーナ様」
不気味なくらい静かで怖いアンナを横目で見ながらドレスを着てみた。
サイズ的にはピッタリだった。
そんな数日で成長しないか・・・
そして着終わったのでセバスを呼んだ。
「どうかしら」
「ええ、これなら大丈夫でしょう」
「では、旦那様にもお伝えしてまいります」
「あ、セバスついでなのですが、アンナも王都に連れてっていいか聞いてもらえるかしら?」
「よろしいですが・・・おそらく旦那様はそのつもりかと」
気にしなくてもよかったみたいね。
「では、失礼します」
セバスは出ていき私はドレスを脱いだ。
「アンナよかったわね行けるわよ?」
「当たり前です!置いてったら怒ってました!」
いつものアンナっぽくなっていた。
行けないと思って拗ねてたのかな?本当にアンナは飽きさせない性格ね・・・でも、いつかアンナも結婚してどこかへ行ってしまうのかしら。
「ねえアンナ?」
「なんですか~?」
「アンナ達使用人は結婚などはしないの?」
「そうですね~私たちはする人はしますけど、なかなか出会いの場もありませんし、しない人も結構いるんじゃないですか?」
「アンナはしないの?」
「なんでそんなことを急に?」
「なんとなく気になっちゃって・・・変な事聞いてごめんね」
アンナは少しムッとしながらドレスを片付けた。
「そんなに私が嫌でした?」
小さくそう呟いたような気がした。
「アンナ?」
「私はニーナ様の傍がいいです」
「私は・・・いえ、アンナの事手放さないわ・・・例え結婚してもずっと居てもらいます」
「結婚は考えてませんもん!」
アンナはプイっとそっぽ向いた。
「もう拗ねないで~アンナ~」
私はアンナのほっぺをツンツンしながら顔を覗いていた。




