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夢の話

私はあの時見た夢をどうやって伝えるか考えていた。


一日経っても痛みは残っているが動けないほどではなかったので私はセバスを呼び話をすることにした。


私はベッドから起きた状態で話していた。


「そういえばお父様のお話とはなんだったのでしょうか?」


「私も詳しくはお聞きしておりませんのでなんとも言えませんな」


「そう・・・ねえ、セバス?」


「なんでしょうか?」


少し私は考えて夢の話を伝えることにした。


「もし、夢の中で神のような人物に本当の事を告げられた時あなたなら信じますか?」


「なにを唐突に言い出すかと思いましたら・・・何か見たのですかな?」


「ええ・・・とても信じがたい夢を見ました」


「ほう、しかし夢は夢だと思いますが・・・」


私も恐らくこんなことを言われればこの反応を返すと思う。


「そうね・・・信じられないわね普通は」


セバスは片方の眉を上げた。


「お嬢様もしやとは思いますが夢の話が・・・」


「今回は本当の事だと私は思いました」


セバスはため息をついた。


「お嬢様は疲れていらっしゃるのです」


「その神のような人は私の事を尊と言ったのですよ?」


「それはお嬢様の夢ですからな・・・知っててもおかしくありませんでしょ?」


私は夢の話をするのを諦めようとした。


「それでお嬢様その話はそれでおしまいなのですかな?」


私は少し驚いたが話を続けた。


「いえ、その神のような人はニーナさんは浄化されましたと言っていました」


「浄化とは一体なんのことですかな?」


「ニーナさんの存在・・・魂というべきものなのかは完全に消されてしまったということです」


「消された?話によっては都合の良い話にも聞こえますが」


「ええ、その通り夢の話を信じろというのは無理があると思います。信じるということはニーナさんに戻るのは不可能だと諦めることにもなりますから・・・」


「それで、諦めるのですかな?」


「私も正直分からないの・・・どうしたらいいのか。本当の話だったのかただの夢だったのか・・・」


「そうですな・・・私の頭に仕舞っておきましょう」


「後一つ引っかかったことも言っていました」


私はさらに暗い顔をした。


「ニーナさんは身近な人に命を狙われていたらしいです」


その言葉にセバスは少し沈黙した。


「ごめんなさい。こんな夢の話をしてしまって」


「きっと疲れてるのでしょう・・・おやすみください」


「ええ、もう少しだけ休ませてもらうわ・・・ただいつでも話に行けるとお父様に伝えてもらえるかしら」


「承知いたしました」


セバスはそういうと部屋を出て行った。

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