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母のやり方

【エリナ】

「そうですね~マギサさんの件は少し気になりますね・・・裏が取れればですけど~エリナさんのお父様に連絡してもよいと思いますが」


ナタリアはそう言ってお茶を一口飲んだ。


「裏ですか?私には少し難しいですね」


私もお茶を頂いた。


「マギサさんにも聞きたいですけど、恐らく誰がやったまでは特定出来ないでしょうし・・・それが分かれば対処は簡単なんです~」


「方法が私には思いつきません・・・」


「そこはエリナさんのお母様に聞いてみるのはどうでしょうか~?」


「お母様?」


「はい~きっと知恵を貸してもらえますよ~魔法で何でもやってしまうお方ですから~」


ナタリアは軽く手を合わせて微笑んだ。私はその様子をただただ笑顔で見る事しか出来なかった。


その日の夜、私は母に尋ねに来ていた。


「お母様、申し訳ありませんが教えて頂きたいことがあります」


「どうしたの?あのお友達の事?」


「はい、誰かに何かされているようなので何とか出来ないかとお聞きしたかったのです」


「それで私なの?」


「はい、ナタリア校長先生もお母様に聞いてみては?と仰っていましたので」


「そう・・・分かったわ」


母はいきなり侍女を2人とも部屋の外へと移動させた。


「私は今2人を外に出しました。そして2人には誰かを何人でも連れてきていいと伝えました。私はこの後何人連れてくるのか見ずに当てます」


私はこの時意味が分からなかった。そして母は、侍女2人と使用人3人が来ると言って少し待った。すると、本当に侍女2人と使用人3人を連れてきていた。


私は猶更意味が分からずに困った顔をして首を傾げた。


「そう・・・分からないのね。あ、エリックも来たわ」


そう言って母がドアの方に歩いていくと本当に父が入口で驚いた顔をして立っていた。


「よく分かったね。ニーナ」


「ええ、まるわかりでしたよ」


母は軽く父と話すとまた父は戻っていった。


「お母様これはどういうことですか?」


私が聞くと母は笑顔でゆっくりと歩いてきて椅子に座った。


「ふふふ、流石の貴女も分からなかったみたいね」


「何かなさってたのですか?」


「ええ、私が魔力を操作して探知しました」


私はその言葉の意味を理解できずに困った顔をした。


「そうね・・・貴女ならやり方を教えればすぐ出来るかもしれないわね」


私はそう言われ、母にやり方を聞いた。だんだんと意味が理解できるようになっていき1部屋隣くらいなら探知する事が出来るようになった。


「やっぱりエリナは凄いわね。すぐ理解して出来ちゃうんだもの」


「お母様の教え方が分かりやすかったですから」


「でも、またエリスには拗ねられるかもしれないわね・・・」


「私が言わなきゃ分かりませんよ」


「そうね」


私と母はそう言って笑った。


「誰も居ない時間にそのお友達の物がある所に誰か居ないか探知してみてね」


「分かりました」


私はそれから教室に魔力探知を欠かさずに使い続けた。

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