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付きまとい

親善試合が終わるとあっという間に日にちが過ぎていきエリナの2度目の長期休みがやってきた。


エリナはお城で魔法の練習をしながらもエリスと共に社交界や舞踏会に出るようにもなっていた。


そんなある日の社交界では相変わらずエリナはおっとりとしているのもあって周りに男の人がエスコートをしようと集っていた。沢山の男の人を見てエリナはタジタジになりながらエリスを探していた。そんなエリスは、周りと上手くやっていき情報を仕入れたり、男の人を見ていったりとしっかりとしていた。


エリスは一通り挨拶や会話が終わるとエリナをため息をつきながら迎えに行った。


エリナはエリスが近くに来ると安心し、周りの男の人と話し始めた。


私はその様子を見ながら色んな人と会話していった。


私ももう昔の様に無視されたりする事は無くなったわね・・・エリックはたまに言い寄られてるけど・・・


私もある程度落ち着くと娘達の元へと行き、一緒に会場を回り、話していった。


ある日の舞踏会では、相変わらずエリナは人気で声をかけてくる男の人達が多かった。エリスは踊る相手を選ぶように立ちまわっていた。そんな時ちょっとした事がエリナの元で起きていた。


髪の短い顔つきがどこかいやらしい男の子がエリナを強引にしつこく誘っていたのだった。周りからも止めに入る様な言葉などは上がっていたが気にすることなくそれは続いていた。私は少し心配になり近くに行くとエリナも困った顔で私の方へと寄ってきたので私はその子に話しかけた。


「貴方伯爵の息子さんでしょ?」


「はい、アスナール家の長男グイドでございます。殿下」


「あんまり無理に誘っては相手に怖い思いをさせてしまうわ」


「ですが、ぜひ、1曲踊っていただいて私の思いを伝えたいと思いまして」


「とても嬉しいお言葉ですが、節度は必要ですよ」


「分かりました。無理にとは言いません・・・ですが、1曲でいいのです。お願いできませんか?」


「どう?エリナ、踊って上げられますか」


エリナは既に怯えた様子を見せていた。私は笑顔でグイドにお断りの言葉を伝えた。その後はエリナは私の傍を離れること無く、踊らずにいた。そして舞踏会は終わりを迎えた。グイドはあの後もエリナの近くを歩いていたが、私はそれを把握して終わってからもエリナを傍に置いた。


エリックにこの件を伝え、アスナール家は出禁とする事になった。


その後、グイドがアテニア学校へ転校するという噂が流れた。

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