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懐かしの親善試合

また日にちが進みアテニア校とタルスタ校の親善試合が行われた。


私が居なくなった後も続いていた。戦績は近年タルスタ校の実力も追いつき始めていたらしくいい勝負になり始めていた。


私とエリックは特別席のようなものを用意されているらしく私達は見に行くことにした。


「やっぱり観客の数が年々増えてきているね」


「そうなの?」


「貴族だけじゃなくて他の人達にも知られるようになってきたからね」


「え?他の人も見に来れるようになったのですか?」


私が軽く驚くとエリックの隣に男の人がやってきた。


「ええ、せっかくの催し物ですから、色んな方に見て頂いた方がよろしいかと思って」


「それでは学校側にも迷惑が・・・」


「いえいえ、私共は構いません。それなりに土地を頂いておりますし援助もしていただいておりますので」


所でこの方誰かしら・・・校長かしら?


「横から失礼致しました。私はルイジーノ・ロウルと言います。タルスタの校長をさせて頂いております」


「いえ、最近は一般の方にも開放なさっているのですね」


「はい、陛下と話し合いをさせて頂いて・・・決めさせて頂きました。一応、席は貴族と分け、チケットを販売する事にもしております」


「チケットですか・・・」


見世物にするのは私的にはあんまりして欲しくないわね・・・


「勿論、お金に関してはアテニア校と分けておりますので」


私のあまり乗り気の無い顔にエリックは会話を遮った。


「ま、まあお金の話はそれくらいにしようか」


「そうですね・・・品の無いお話申し訳ございませんでした」


「今日はアテニア校の校長は来ていないのかい?」


「そうですね・・・あの方はどうも目立つのは嫌いのようで」


「そういえばこの前もアテニア校が勝ったのに前に立って話すことはしていなかったね」


「終わりの挨拶をして頂かないと困るのですが・・・仕方ありませんね」


噂をしているとナタリアが私の隣にやってきた。


「お、遅れました~すいませ~ん」


「いえ、まだ始まっておりませんよ。ナタリア校長」


「あ、そ、そうですか、よかった~」


「今日こそタルスタ校が勝ちますからね」


「うちの子達も負けませんよ~」


こういう時はちゃんと返すのね・・・


そんなこんなで親善試合が始まり、エリックの挨拶があり、1学年から順に試合が行われていった。

最初は見たことない生徒が出てきていたが最後の方にエリナの姿があった。エリナが出た瞬間に貴族達からは声が上がった。


とても複雑な気持ち・・・親としてはどっちの気持ちが正解なのかしら、ケガして欲しくないという気持ちと頑張ってという気持ち、それだけじゃなくて、あの貴族達の目も気になるわ。何も無いといいんだけど・・・


昔のように試合は勝ち抜き戦だった。試合は始まり私の心配を他所に互角の戦いが繰り広げられ互いに3人目が戦うことになった。エリナがついに会場に上がったのだった。

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