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アルゴスの訃報

エリナの長期休みが終わった頃、私はエリスやシエルの様子を見て過ごしていた。


エリスは依然として気になる魔法をどんどん古代魔法で真似をしていて、シエルはとにかく魔法を撃っていた。私はそんなシエルに声をかけた。


「シエル、どんどん魔法が上手くなってるわね」


「いえ、まだまだです。お姉様達は先を進んでおられるのに僕は進歩が無くて」


「そんな事は無いわ。貴方は十分上手くなっているわ。お姉ちゃん達は歳が上だから仕方ないのよ」


「年齢ですか?」


「私だって始めたのは8歳くらいだもの。貴方は私よりも早く始めてるのよ?魔法の言葉を理解するだけでも凄いわ」


私はシエルの頭を撫でて褒めているとエリスもシエルを一緒に褒めに来た。


「私よりも色んなことやりながらですもの凄いと思うわ」


「はい!お姉様達やお母様を守れるように頑張ります!」


エリスは嬉しそうな顔をしてシエルの手を取って訓練場の方へと走って行った。


エリックの教育が酷かった時はどうなるかと思ったけどいい子になりそうで良かったわ


そんな事を思いながら2人を見ているとアンナが1通の手紙を持ってきた。


「あら、珍しいじゃない。普段なら部屋で渡してくれるのに」


「相手が相手ですので~」


送り主を見るとアルビーネと書かれていた。私は少し躊躇いながら封を開けて手紙を読んだ。


「お久しぶりね。覚えててくれると嬉しいのだけど、私はあの爺としばらく旅をしたていたわ。でも、あの爺・・・死んじゃったの。それで、一報を送ったの。最後の場所は・・・他の大陸だから伝えるのは辞めておくわね。ここまで来ちゃうのは貴女にとってもテラゴニアにとってもあまり良い事じゃないと思うから、骨くらいは持って行こうとも思ったけど、私ももう疲れちゃったわ。最後に、あの花火とかいう魔法は綺麗だったわ。ありがとう」


そう・・・アルゴス先生はアルビーネさんと一緒に居られたのね・・・よかったわ。


横からアンナが顔を出して読みたそうにしていたので渡してあげた。アンナはしばらくすると寂しそうな顔をしていた。


「アンナ、その手紙、私の部屋に置いてきてくれるかしら」


「・・・はい」


その後は2人の様子を見ながら過ごした。


【エリナ】

休み明けの学校では皆それぞれ挨拶を交わしていた。教室であったり廊下であったり外でも話をしているのが見えた。私は教室へ向かう途中の廊下でマギサと会った。


「エリナちゃん!おひさ~」


「マギサさんお久しぶりです!」


私とマギサは笑顔で手を取り合った。周りの人達も私達の関係に慣れたのか落ち着いていた。


「あれからあたし練習してたんだけどさ~あんまり成長感じなくてさ」


「ふふふ、自分では分からないもんですよ」


「また自由時間になったら一緒に練習しよ?」


「ええ、ぜひお願いしますね」


そうして2人はそれぞれの教室へと戻って行った。

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