姉妹とのお茶会
私とエリナが部屋で話をしているとエリスもやってきた。
「お母様~ここにいらしたのですね!」
「あら、エリスどうしたの?」
エリスは顔を膨らませて姉の隣に座った。
「ズルイです。お姉様とばかり話されて!」
「ふふふ、妬いたのね。たまにはみんなでゆっくりとしましょ」
コレットは急いでカップを1つ追加した。
「それでお姉様とお話していらっしゃるという事は・・・学校の事ですか?」
「よく分かったわね」
エリスは表情を変えずに少し照れていた。
「お母様の学校生活も聞いてみたいと思っていたところなのよ。エリスは知りたいことは無いの?」
おっとりとエリナはそう聞くとエリスは考えだした。
「無理に探さなくてもいいと思うわ。いずれ学校に行けば聞きたいことも出てくると思うから」
私はそれとなく話を逸らそうとしたがエリスはタイミングよく思いついた。
「お母様のお友達はどんな方がいらしたのですか?」
「私の友達・・・あなた達も会ったことあると思うわよ?」
「それはタリア様の事でしょうか」
「ええ、あの方ともう1人今は冒険家をやっていると思うけど仲良かった子がいたのよ」
「その2人とはどんな風に出会ったのですか?」
私は微笑みながら過去の話をし始めた。それは学校に着いてからの話で、アンナが攫われたり、ダンジョンへ行ったり、模範試合をしていたりする話を除いて話していった。
パン屋の話をするとアンナは少し顔をピクピクさせていたけど概ね物足りなさそうに私の話を聞いていた。
「お母様は勉強熱心でしたのね」
「そんなこともないわ。私、貴族としての勉強だけは未だに出来ていないから」
「え?社交界ではそう見えなかったのですが・・・」
エリナがそう言うとエリスは鼻で笑った。
「お母様もたまに失敗してましたわ」
「え!?本当なの?」
「だって、この前も・・・」
私は恥ずかしくなって耳を塞いでいた。
「それから~」
「え、エリスそのくらいにして頂戴」
私の様子を見たエリスは言い過ぎたといわんばかりの顔をしていた。
「コホン・・・だから、私はよく貴族の子達には馬鹿にされてたわ」
「そ・・・そうなんですね」
エリナは苦笑いを見せていた。
「でもね・・・タリア様は始めこそ馬鹿にしたり絡んできたりとしてきたけど、後々助けてくれたりしたわ。だから今でも、私はあの方とは仲良くしていたいと思っているのよ」
「私もそんな方と出会えるでしょうか・・・」
「ええ、きっと会えるわ」
エリスはおっとりと話すエリナの横で凄い毅然とした顔で言葉を言い放った。
「私は友達もですけど、学校に行きながらも社交界や舞踏会にも出て良いお相手を見つけてみせます!」
その発言を聞いて周りに居たみんなが笑った。
「どうして笑うのですか!」
エリスは少し顔を赤めると私は平謝りをした。
「ごめんなさい、エリスのそういうしっかりした所好きよ」
「お母様まで~酷いです!」
「私よりもしっかりしているんですもの」
でも、2人もいつかはこのお城から出ていくのよね。もっと子供達3人と一緒に居たいわ。お母様もこんな心境だったのかしら・・・




