闇魔法一応完成
私はそれから数日間闇魔法の研究を進めていった。
初歩的になるのか分からなかったが、あの黒い球を出す所までは術式で可能となった。詠唱は消すという部分が言葉に出来ずに悩んでいた。術式はなぜか闇魔法自体、簡単な物はあったのでその通りにしてみた。
術式は発動されると黒い球が浮き真っすぐ飛んでいき壁に当たるとポッカリと穴が開いた。
なぜ術式はあったのかしら・・・とりあえず次は、詠唱の言葉を考えてみようかしら・・・
私は昔のように言葉を作り始めていった。
私達の言葉で言えば闇は・・・暗闇?暗黒?黒・・・そこに消すという言葉が入ってくる訳ね・・・単純に考えるなら、『我が魔力よ、黒き力となりて顕現し標的を消し去れ』とかになってくるのかしら・・・それを詠唱の言葉に変換して・・・
私は紙に書きだして、少しずつ変換をしていった。
初歩的な魔法にするなら、長い詠唱は要らないわよね・・・
出来上がった数個の詠唱を1つずつ試していった。
先ずは、暗闇から・・・
魔力は動いていたが、発動自体しなかった。
次は暗黒・・・
今まで出していた黒よりも色が濃く、壁に当たった瞬間地面まで抉った。
最後は・・・黒
壁に穴を開ける程度で収まった。
初歩的なら黒を使って中級、上級を目指すなら暗黒になるのかしら・・・
私がその魔法を使っているのを見て、エリスは古代魔法で真似をしたが、黒い球が飛ぶだけで終わっていた。その結果にエリスは首を傾げて何度か試していた。
私は抉った地面を埋めながら考えていた。
みんな口を揃えて怖いだとか人間が使うべきじゃないと言っているのに、使えちゃったわね。代償とかあるのかしら・・・
私が考えている横でシエルは既存の中級とも言える魔法を撃っていた。
【エリナ】
あれからマギサはよく私に話しかけに来てくれるようになったわ。初めてのお友達かしら
「エリナちゃん!今日はどうする?」
「そうですね。私は先生に見せる魔法も無いですから・・・マギサさんのお手伝いでもいたしましょうか」
「やったー。じゃあ早速練習だー!」
また私の手を引いて外へとやってきた。
「でも、この前の魔法しか、私出来ていないんだよね~」
「じゃあ、少し多めに魔力を使う魔法を使ってみますか?」
「あ~じゃあ風の渦を撃ちたい方向に飛ばす魔法とかやってみようかな」
マギサはメモらしきものをポケットから出し、それを読み始めた。
これは詠唱ですね。でも、用意してあったなんて・・・まるでこうなる事を読んでいたようですね。
マギサは詠唱を終え、前に向かって撃ちだした。そこまで大きくない風の渦が飛び、木にぶつかると木は少し傷が入った。
「あ~・・・思ったよりも怠くなるわ~」
「大丈夫ですか?少しお休みになっては?」
「魔力は結構使っちゃったけどもう1発くらいなら!」
マギサは同じ詠唱をし始めたと思ったら威力を上げる詠唱を組み込み始めた。
「マギサさん!!いけません!!」
威力の上がった渦は、木に穴を開け飛んでいった。それと同時にマギサは前のめりに倒れた。私は急いで先生を呼び医務室へと運んだ。




