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エリナの友達

次の日、私はまた訓練所に来ていた。


目の前には壁を作り、昨日撃った闇っぽい魔法に当たったものを消すイメージを加えて撃ってみることにした。


飛んでいった闇のレーザーは壁に大きな穴を開けていた。後を見ると綺麗にその部分が消えていた。


危険な魔法なのは確かだけど・・・あのデーモンロードが撃った魔法も同じものだったのかしら・・・


さらに私は、黒い球体を想像し当たったものを消すイメージをした。その球体はゆっくりと進み壁があった所を抉り取った。


さっきとは違う結果になったわね・・・


次第に私は熱中していき、氷の案山子を数体作り出し、拳くらいの黒い球体を作り出し案山子の上空へと移動させた。私はそこに風の魔法の応用を使い案山子達を引き寄せた。そして引き寄せられた案山子は黒い球体に吸われていき消えて行った。


まるでブラックホールね・・・風魔法もこんな使い方する人は居ないでしょうし・・・


私はこの黒い球体を出す魔法を闇魔法(仮)として術式や詠唱を組んでみることにした。


【エリナ】

学校生活も慣れて来ていたが、未だに周りは私を避けるように過ごしていた。


嫌われてるのかしら・・・


私は自由時間になると図書室へ行き本を1人で読むことにした。相変わらず周りは遠慮するように距離を取り本を読んでいた。私は気にせず本を読み続けた。


でも、魔法の仕組みや組み方は頂いた教科書の方が分かりやすく書かれていましたね。ここで覚える事は詠唱魔法と術式魔法自体になるのかしら・・・


色んな魔法が書かれた本を読んでいると隣から元気な女の子がやってきた。


「あ~それいいよね!私もその魔法好き!」


「あ、読みますか?」


「いいのいいの!たまたま見ちゃっただけだから。それより何かいい魔法見つかった?」


軽く話す女の子に周りは引いていたが、女の子は気にせずグイグイと話しかけてきた。


「あたしにはちょっと上級の魔法はしんどくてさ~魔力が無いのかな~?」


「それでしたら沢山魔法を特訓なさるといいと思いますが・・・」


「あ~そんなこと言っちゃうんだ~あたしだって頑張ってるのに~」


「そういえば貴女のお名前を聞いていませんでしたね」


「あ!あたし1学年のB組でマギサっていうのよろしくね~」


テラゴニアの名前はあまり出さない方がいいですよね?


「私はエリナと言います。よろしくお願いいたしますね」


「エリナちゃんか~1学年?」


「はい、そうです~」


「B組には居なかったよね」


「私はA組ですよ」


「でも、この学校って組を分けてもあんまり意味ないよね~」


「そうですね」


私は口に手を当てて控えめに笑うとマギサも一緒に普通に笑った。


「あ!今からまた魔法撃ちにいかない?」


「ええ、いきましょう」


そう言って私は本を片付けるとマギサに手を引かれて外へと移動した。


「実はさ・・・あたし、この魔法に手を加えようとしてたんだけどさ」


マギサは詠唱を始めて魔法を放った。その魔法は風の玉が前に飛んでいくものだった。


「あたしって魔力が少ないから・・・大きかったり、威力の高い魔法は撃てないのよ」


「それでこの魔法を?」


「そっ!でも、変に詠唱をいじっちゃった所為でなんか変わった魔法になっちゃってさ・・・評価がもらえる魔法かどうか見て欲しいな~って思って」


「どんな魔法になったの?」


マギサはまた詠唱を唱えると同じような魔法を放った。しかし、その風の玉は吹き飛ばすのではなく引き寄せていた。


「マギサさん!あんまりこの変化は見ないですよ!」


「ほんとに?」


「きっと驚かれますよ!」


「エリナちゃんに言われたら自信が湧いてきた!」


その後もマギサは風の魔法を色々試して私に見せてくれた。

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