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闇魔法は消す魔法?

紙に書かれていた魔法を解析すると、ヤボヒが使おうとしていた魔法によく似ていた。


やっぱり呪いの類かしらね・・・ヤボヒったら闇魔法はなぜか、乗り気になってなかったし。


その本と紙を持って外へ出ると、なぜかアンナも一緒になって魔法を撃っていた。私は気にせず本を読み進めた。


闇属性は光とは正反対の物なのはなんとなく分かるけど・・・一体なんなのかしら。


本は闇魔法というより呪い関係の事が多く書かれていてあまり参考にはならなかった。


光と同じような感覚で黒っぽいのを撃てばいいのかしら。


あのデーモンロードが撃った魔法を思い出して作った壁に撃った。壁は傷こそついたがそこまでの威力は無かった。


光とは違って壊すことは出来ないのね。


子供達は少し興味を持ったが撃った魔法がイマイチと分かるとまた自分達の魔法に集中し始めた。私はコレットも置いて1人で自室へ戻り、指輪に血を付けた。


空間が歪みリリスが現れた。


「呼んだ?」


「次は闇魔法の事を知りたいの」


「ようやく私達の仲間になる気が出たのね」


「悪魔にはならないわ」


「でも、闇魔法は私達の魔法、人間の使う魔法じゃない」


「一体どういったものなの?」


リリスは椅子に腰かけると机に肘をついて私を見た。


「一言で言えば存在を消す魔法」


「存在を・・・」


「人間が使い続ければどうなるかは分からないけど、例えば空間の一部を切り取って消したり、目の前の存在を消したりするのが基本」


「物騒ね」


「人間で使うのはおすすめしないわ」


私はリリスの前に座った。


「呪いなんかは闇魔法に入るの?」


「存在を消す、感情を消す、記憶や人格を消せる。ある意味近いけど魔法とは少し違う」


「それは触媒のようなものの事を言ってるの?」


「よく分かってる」


「一度使おうとした人が居たからね」


リリスはつまらなそうに欠伸をした。


「じゃあ、影を使って相手を攻撃したり、重力を操作したりはどうかしら?」


「影は闇魔法としては違うと思う。重力はそもそも何か分からないわ」


「そう・・・」


「後は、モンスターにでも聞いたら分かるんじゃない?」


「話せるの!?」


「無理ね。だから、見て理解する」


「そう・・・分かったわ。自分で考えてみるわ」


「頑張ってね」


空間を歪ませてリリスは帰って行った。


私が欲しかったものは魔法ではなくて呪いだったのかもしれないわね・・・


【エリナ】

お母様ったらまたどこかへ行ってしまったわ・・・勉強熱心ですね。それにしてもアンナさんは古代魔法しか使ってないですね・・・変わっていますわ。


アンナは火の玉を両手に出して、それを連続で放ち壁には焦げ跡が残った。


エリスはどうかしら・・・


エリスは私の使ってた魔法を古代魔法で真似をしていた。シエルは隣で火の玉を大きくしていた。


みんな楽しそうにしていて、魔法が好きなのですね。


私はそんな事を思いながら周りを見ながら、魔法の練習をしていた。

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