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闇の魔法探し

アルカニアの3人は数日後国に帰っていった。


一応教科書をアルカニア宛に送った方がいいかしら・・・それにしても、本当の狙いは私の古代魔法の情報?それとも、娘だったのかしら


そんな事を考えながらも、私はお城に戻ってきても魔法の練習をするエリナを見ていた。


エリナは1学年なのに既に上級とも言える魔法を改造し始めていた。炎の上級魔法を範囲を広げたり、水の上級魔法を温度を極端に下げて強度を上げたり、土や風の魔法すら威力などを上げたりと簡単な変化を付けていた。


こんなに色々出来ちゃうのは凄いけど・・・私の様に道具にされないか心配ね。


私が心配していると、その横で姉の真似をするエリスを見て、私は考えるのを辞めた。


シエルも合流したがシエルは魔法を大きくするところまでしか至っておらず、悔しがっていた。


私はそれから子供達をアンナに任せるとコレットと共に研究室へと移動した。部屋の机と椅子は全部人が居て私は驚きながらも本を探していた。


光は形になったし、次は闇ね。ナタリア先生は少し怖がってた様子だったけど・・・昔戦った、あのデーモンロードが使った魔法・・・闇魔法かしら


本棚を調べ古そうな本もその場でパラパラと見て行ったがそれらしい記述は無く、私はリリスを呼ぼうか悩み始めた。コレットは私が指輪を見つめているのを見て不思議そうにしていた。


「王妃様?その指輪は陛下からの贈り物ですか?」


「え?あ、これは友達から頂いた物よ」


「いつも身に着けていて大事なお友達なのですね!」


「そ、そうね」


誤魔化す事しか出来ないわね・・・


ふと私はヤボヒを思い出した。


彼は何か残していなかったかしら・・・変わった本ばかり読んでいたし


彼が本を読んでいた辺りの本を私は探り出すと1冊の変わった本を見つけた。その本は新しくも古くもない本であまり読まれた形跡は無かった。開くと物騒な事が書かれていた。


こんな物どうしてここにあるのかしら・・・


呪いの類や精神的に異常を来す物まで色々と書かれていて、周りの人もどこか目を反らしているような雰囲気になっていた。


闇?になるのかしら・・・でも、こういった類の魔法は禁止されててもおかしくないんだけど・・・


不思議に思っていると誰かの字で書かれた紙が1枚挟まっていた。中を読んでみると変わった形の術式や詠唱の言葉が書かれていて私はその紙を取った。


【エリナ】

あら、お母様ったらまたどこかへ行ってしまったのね・・・研究室かしら・・・


「お姉様~僕に魔法のコツを教えて頂けませんか?」


「今日は積極的ですね。シエル」


「僕も強くなりたいですから!」


目を輝かせてシエルは元気よく答えた。私はとてもそれが可愛く見えた。


いつまでもこの光景が見れるといいわね。


そんな事を思いながら、エリスと一緒にシエルに魔法を教え始めた。

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