↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
514/532

3人がかり

学校に到着すると3人の前にナタリアが走ってきた。


「お出迎え遅れてしまい申し訳ありませ~ん!!」


「落ち着け、今着いたばかりだ」


「あ、失礼しました~!」


クレナガルはため息をつきながら魔法の練習する場に案内を頼んだ。全員で学校の練習場のあの森の様な所に移動した。


「えっと、今は座学の時間ですから誰も居ないと思いますよ~」


「そうですか・・・では、久しぶりにいかがですか?王妃」


ということはあれをやりに来たのね・・・


私はナタリアを離れた場所に移動させると3人の前に立った。カルデロンはにやけながら詠唱を唱えて前に出た。私も壁と作るための詠唱を唱えながら障壁も古代魔法で張った。


カルデロンは詠唱を唱え終わると昔のように両手から色の濃くなった炎を出した。


「獄炎!」


私はその声に合わせて土魔法で壁を作り出して防いだが、すでに横からピッツェルが魔法を準備していた。


「おい!俺が先でいいって言ったじゃねえか!!」


「お前1人では敵わないだろ」


クレナガルがカルデロンの言葉に言葉を返していると同時に子供くらいの大きさの氷柱が飛んできた。私は慌てて後ろに飛んだが壁に当たった氷柱は一部砕けて私の方に飛んできて障壁に当たった。

それをクレナガルはジッと見ていた。


「邪魔するならお前からやるぞ?ピッツェル」


「貴方だけじゃ、また火をつけられておしまいよ?」


「昔とは違うぜ?」


「あら、じゃあ見せてもらうわ」


私はたじたじになりながらその言い合いを見ていた。


こんなにこの2人仲が悪かったのかしら・・・


「お前達いい加減にしろ!全員でやっても勝てるか分からん相手だぞ!!」


クレナガルの声に2人は反応して此方に向きなおした。


「あ~あ、俺1人でやりたかったんだけどな~」


「秒殺されるわよ?」


「んだと?年増!」


「貴方殺されたいの?」


クレナガルは呆れた顔を見せていたが2人の手は此方に向かって伸びていた。それに気づいた私はすぐに簡単な壁を作る魔法を唱えて壁を作った。


「ファイアーボール」「アイスニードル」


2人は同時に初級とも言える魔法を此方に向かって放ってきた。簡単な魔法の壁だったので2つの魔法を受けきると壁は砕けてしまった。


話しながら詠唱を頭の中で唱えていたわね・・・器用なことをするのね


それからは互いに詠唱魔法をぶつけ合い、どんどん魔法は中級のものになり、数発だが上級魔法も出るようになり派手さを増していった。そこに静観していたクレナガルも魔法を撃ってきて、私の障壁に風魔法が当たった。


「・・・やはりか」


「なんだよ、お前も手を出すのかよ~」


カルデロンは不貞腐れた様にしゃがみ込んだ。


「王妃よ。お1つ質問をする事をお許し願いたい」


「ええ、でも、いつも通りの喋り方でいいですよ?」


「お気遣いありがとうございます。では、いつその見えない壁を張ったのですか?」


「見えない壁?」


とぼけようとした瞬間カルデロンはしゃがみながら火球を飛ばしてきた。私は不意を突かれ動けず、障壁に当たって弾けた。


「最初の段階で既に張っていたように見えましたので」


「そう、それで一斉に攻撃してこなかったのね」


「はい、唐突に複数人で挑んだ無礼をお許しください」


「そうね、最初に言ってくださったらよかったのにとは思いましたよ」


「それでは、その魔法は見れませんでしたから・・・」


【エリナ】

凄い音が聞こえてきますね。どこからでしょうか・・・気になって勉強が捗りませんね。


他の生徒や先生も外の音に気を取られ始めていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。