エリナの学校の始まり
それから日はどんどん進んでいった。国同士の手紙のやり取りも始まりながらもエリックは頑張っていた。
私は魔法兵の元へ行き、自分の魔法の研究や練習をしながら魔法兵に色々と教えていった。すると、少しずつ魔法兵が増えていき、今の研究室では手狭になる程になっていた。そして新たに男の人が隊長に就いた。
「マルセロと言います。隊長を任せていただき光栄でございます」
「頑張ってね。分からないことがあったらナグアや私に聞いてね」
「では、さっそく1つよろしいでしょうか?」
「ええ」
「我々魔法兵は何を目指せばいいのか教えて頂きたいと思っております」
「そうね・・・私が居なくなってもこの国を守れるようになって欲しいの。その為の知識は多少渡せると思うわ。でも、それも自分達である程度見つけては欲しいと考えています」
「分かりました。その任、精一杯やらせていただきます」
凄く硬そうな人が隊長になったのね・・・ラギシンを思い出すわ。
そう言って私は光魔法の研究をしていき術式や詠唱魔法に落としていった。
出来れば、対魔物用に使えればとは思っているけど・・・分かってくれるかしら。
そして、また日が進み年を跨いだ。エリナはアテニア魔法学校へと入学をして、少し城下を騒がした。
ナタリアはエリナの方を見るとおどおどと頭を下げていて、周りの人はすごく心配していた。
私はエリナの入学を期に結婚相手の目星を付けようと考えていた。
公爵家は1つ、これはクロフォード家ね。侯爵家は3つ・・・この3つから選ぶことになるのかしら、それとも別の国の王族と結婚する事になるのかしら
エリスに関しては自分から率先して相手を探すようになり、社交界でも器用に立ち回っていた。
そして肝心のシエルはまだ少しそこまで考えていなさそうだったので、私とエリックは頭を悩ませながら相手を探していた。
【エリナ】
お母様と同じ学校に来れました~。とても楽しみですね。お友達になってくれる人はいらっしゃるかしら。
魔法学校の授業は母の時と同じだった。そして、エリナは貴族の勉強も普通の座学も魔法の実技すら他の生徒を凌駕していた。
いつも通り魔法を使うと、みんな驚いた顔をするの・・・どうしたらいいのかしら
私はいつものようにほんわかとした態度で居たが、周りは気が気じゃないといった顔をして授業を受けていた。授業が終わると貴族らしい人達が私に挨拶をして諂っていた。
私・・・お邪魔してるかしら・・・
そう思いながらも魔法学校の生活を満喫していた。




