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もう少しで家に着く

4人を乗せた馬車は行き来た時よりも速度を出し走っていた。


「すごい揺れるわ・・・気を付けてくださいねモニカ様」


「ええ・・・」


私たちは揺れで体が痛むのを我慢しながら話をしていた。


「実は私も社交界にはいたのですけど・・・少し人酔いをしてしまって休んでましたの・・・」


「人混みは苦手なのですね」


「ええ・・・なので最後の方だけ顔を出して軽くお話してました」


「私もそうすればよかったのかしら・・・」


モニカは不思議そうな顔をした。


「あら・・・ニーナ様も人混みがお嫌いですか?」


「それもあるんですけど社交界というものに抵抗がありましたので・・・」


「それでもあの会場に居られたのでしょう?すごいですわ」


「隅の方でじっとしてましたわ・・・田舎者と馬鹿にされましたし」


私は笑顔でそう返すとモニカは少しムッとしていた。


「田舎者なんて誰がそんなこと言ったんですか。少し山の方の領地なだけじゃないですか」


「そうなの?他の所の距離までは分かりませんので知りませんでしたけどもっと遠い所も?」


「ありますよ!3~4日掛かる所だってあるんですから」


「そうなのね・・・でも怒ってくれるだけでも少しうれしいです」


モニカは少し照れ始めた。


「あ・・・私ったらはしたない所を・・・」


「そういえばお母様とはどのような関係ですの?」


「あ、そうですね。話していませんでしたね。私の母と旧知の仲で一時の私の先生でもありました」


「先生?」


「優しく色んな事を教えていただきましたのでそう呼んでいましたの」


母の事もあまり知らなかったけど母も色んな所で繋がりを持っているのね。


「それで挨拶をしに行くところだったんですね。それもこんな遠くまで・・・手紙でもよかったのではなくて?」


「そうですね・・・手紙にしようとも思ったのですがせっかく外へ来たのでそのまま行ってみたいと思ったのです」


私はその後も痛みを堪えながらも話を続けていき。前に来た事のある街へ着いた。小さいながらも街に駐在している兵士は居るらしいので私は窓を開けアンナに話しかけた。


「アンナ!街の兵士さんに盗賊の事伝えてくれるかしら」


「わかりました~!」


その後、街の入口で少し止まっていた。


アンナが必死で何かを伝えているのは分かったけど・・・兵士さんは首を傾げている・・・

少し見ているとモニカさんのメイドさんが説明に加わり兵士さんは走って行った。


そしてまた馬車は動き出した。多分伝わったと思いたい。


街を出てクロフォード家に向かって馬車は走って行った。


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