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親に似る子

【社交界の会場】

エリナとエリスはその後も色んな子と話をしていったが、結局リジェをいじめた子の話は詰め寄っていたくらいしか聞くことが出来なかった。


「お姉様そろそろ聞いて回るのはやめておきましょうか」


「もういいの?」


「あまり聞きすぎるとリジェが全部話したと疑われてまた・・・」


「分かったわ」


その後は、エリナとエリスは証拠を掴むことなく時間が過ぎていき、戻ってきたリジェと仲良くしながら過ごした。


【ニーナ】

社交界は終わり次の日、エリナとエリスは2人で私の所にやってきた。


「お母様社交界での事ですが・・・」


エリナは社交界での事を話してきた。


「そう、そんな事があったの・・・じゃああなた達も怪我はしなかったのね」


私が心配そうな顔をするとエリナは笑顔で頷いた。


私そんなにフォークに恨まれるような事したかしら?


そんな事を考えているとエリスがエリナの前に出てきた。


「お母様!お母様は学校行ってましたか?」


「え?ええ、急にどうしたの?」


「社交界で学校の話を聞きまして~私達も考えないといけないな~と思ったので」


2人は目を輝かせて私にグイグイと近づいてきていた。私は押されるような形になっていた。


「そ、それでどうして私の学校の話を?」


「お母様の母校に通いたいです!」


エリスはそう答えると2人は期待に満ちた顔をしていた。


「私の行っていた学校は普通の学校よ?貴族達が通う学校の方がいいんじゃないかしら」


2人は顔を見合わせた。


「じゃあアテニア校に行ってらしたのですか?」


「あら、よく分かったわね」


「だって、お母様魔法だけはすごいじゃないですか!」


「エリス!だけは付けちゃだめよ!」


私はすごく複雑な気分になった。


確かに他の事は出来ないですけど・・・子供に気を遣わせるなんて・・・


「い、いいのよ?本当の事だから」


後ろでアンナはくすくすと笑っていた。


アンナ・・・後で覚えておきなさい


「それでお母様はどんな学校生活を送っていらしたのですか?」


「そうね~そこのアンナと一緒に通ったわ」


「え?アンナさんと?」


「ええ、アンナも勉強はいまいちだったけど魔法は使えていたわ」


アンナは少し膨れながらそれを聞いていた。


「でも、他は普通よ?」


「魔法の勉強ですか~?」


「ええ、それと貴族としての勉強も少しね」


「お母様はタルスタ校と親善試合したことあるんですか~?」


「あ~私はしてなかったわ」


エリナがそう聞いて、なぜかエリスががっかりしていた。すると、アンナは悪い顔をしながら呟いた。


「ニーナ様は親善試合の模範試合に出られてましたもんね」


私は苦い顔をしながらアンナの頭をぐりぐりした。


「そうね!だから、タルスタ校の人とは試合してないの」


「イタタタタ、痛いです~」


私とアンナのいちゃつきを見て娘2人は笑っていた。


「お母様、私魔法の事勉強してもいいですか~?」


「あ、私も勉強したいです」


「じゃあ、エリックにもお話ししましょうか」


私は娘達の目線に高さを合わせて笑顔でそう言うと2人は喜んでいた。後ろでアンナは頭を押さえていた。


エリックにもその話をするとエリックは笑っていた。


「やっぱり親子だね。魔法学校を選ぶなんて」


「私よりしっかりしているのはあなたの血筋よ」


「魔法は君だね」


私達は前の件があってから話すことがめっきりと減っていたけど今でもそこまで冷え切った仲では無かった。

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