なぜこうなった
【エヴァン】
計画を実行する前にこんなことが起きるとは思わなかった。ニーナの記憶がなくなるなんてな、おかげで計画を変更できたが、本当にこれでよかったのだろうか?もし、記憶が戻れば面倒なことになりかねない。そもそもあの話がどこまで真実なのか分からないが、様子は確実におかしく感じた。このまま街に居てくれればよいが・・・
ん?なぜ門の所に馬車が止まっているセバスは何をしているんだ。私はニーナを街に置いて帰ってくるように伝えたはずだが・・・
馬車から降りてきたニーナとイリーナを見て驚いた。
なぜだ・・・なぜ、イリーナが馬車から確か私がニーナに会いに行ったときは部屋に居たはずだ、それにあの様子では全部話しているだろうし、クソ、また計画の練り直しだ。
【ニーナ】
俺はまた戻ってきてしまった。イリーナさんは、このままここに居て好きなようにやってもいいと言ってくれてるけどエヴァンさんがなんて言うかな。でも、それとは別に聞かないといけないこともある気がするけど、今は戻る方法と生きていくのにこの世界がどんな世界なのかもう少し調べてみたいな。
「じゃあ、私は屋敷の方に戻るわね。エヴァンの方には私から伝えておきます」
「分かりました。では、俺は・・・寝てた部屋をお借りしてもいいですか?」
「ええ、もちろんいいですよ。好きに使ってくださいね」
そういって別れた。俺は宿舎の方に行き、入口で掃除してるメイドさんに部屋の方向を聞いて部屋へ戻った。
一応言っては見たけど正直戻る方法は見当もつかないよな・・・精神的ショックで作り出された人格だとしたら俺は作られた存在なのか?本当に自分が生きてきたのか自信がなくなりそうだ。ニーナは一体どうなっているのかな?もしかして体の中で寝てたりしないかな?何か調べる手立ては・・・魔法か何かで分からないかな?
俺は魔法を調べようと思ったので、セバスさんが戻ってきたら聞いてみよう。
しばらくするとセバスがやってきたので俺はセバスに魔法の事を聞くことにした。
「あのセバスさん、魔法は使えますか?」
「お嬢様唐突にいかがなされました?一応生活魔法くらいなら使えますが」
「その魔法はだれでも使えますか?」
「簡単な魔法ならば誰でも使えると思いますよ」
俺は魔法でニーナがどこにいるか分かればいいなと思い魔法を調べることにした。セバスさんには悪いけど本とか色々準備してもらおう、ついでにこの世界の事も知りたいし色々手伝ってもらおう。




