どうしよっか・・・
神父様に見てもらうために移動した。女神像の前に立ち神父様は手をかざした。手から薄っすらと光りが出始めた。
「ゆっくりと目を閉じていてくださいね。今から見ていきますので」
しばらくすると「もう大丈夫ですよ」と声が聞こえてきた。俺は目を開けた
「呪いらしいものはまったく感じられませんでした。後はもう精神的なものを考えた方がよろしいかと思います。また何かあればお話は聞けると思いますのでおいでくださいませ」
「分かりました。ありがとうございました」
俺は教会を後にした
イリーナ達に結果を伝えた。とりあえずホッとした様子だった。そしてイリーナは微笑みながら
「それじゃあ帰りましょうか。途中でパン屋でも寄りましょうか」
そういってパン屋へ向かいパンを買って屋敷へ帰る途中、馬車でパンを食べながらイリーナはまた質問をしてきた。
「ニーナ・・・えっと尊さんはこれからどうしたいですか?」
「俺は、この子に・・・ニーナさんに体を戻してあげたいと思っています。方法はまだ分かりませんが色々模索していくつもりですよ」
本当に戻してやれるか自信はなかったけど戻してあげられるなら戻してあげたいし、俺は本来死んでいたはずなのに記憶も残って今ニーナさんとして居る。このままではダメなんだ・・・
「じゃあこれからニーナの事よろしく頼みますね、守護霊さん」
「守護霊!?俺が?」
思わず声を上げてしまったが咳払いをして話を進めた
「守護霊ではないと思いますが・・・」
「そう?尊さまは死んでるのでしょ?それに今の様子見てるとニーナのために何とかしようとしてくれてるし、ピッタリに思えたの、あと・・・私が屋敷で居る間は好きにしてもらっていいですからね」
イリーナは微笑みながらそう言ってパンを一口食べた
「俺は、確かになんとかしたいですけどそんな大したもんじゃないですよ」
「じゃあ亡霊さんにします?」
俺は諦めたような表情になりながら
「もう好きに呼んでください・・・」
そんな軽い話をパンを食べながらして帰って行った。




