↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
497/537

意外な答え

エリナはなかなか折れることをせずに私の話を聞いてくれていた。


「ねえ、せめて守ることだけに使ってはくれないかしら?」


「お母様、お母様はどうしてお城を攻めたのですか?」


「私と仲良くしてくれていた人達が殺されて、気が付いたらお城へ魔法を撃っていたの」


「私だって、同じ状況になればきっとそうしてしまう気がします」


「どうしても、聞いてくれないの?」


「いつかお母様と同じような状況になった時、約束を守れないと思います。ですから、私はその約束をしたいとは思わないのです」


私はそっと鏡を見た。


「貴女には見えないでしょうけど・・・未だに私は過去に囚われているの。鏡の中に死んでいった兵士達の苦しんでる顔が浮かんでいるわ。そんな状態になっても貴女は私と同じようになりたいのですか?」


エリナは考えることもなくすぐに答えた。


「私はお母様の様になりたいのです。強くてカッコいい素敵なお母様に」


「私の言う事が聞けないというの」


「お母様今回だけ・・・今回だけはお許しください」


私は、少し微笑んでエリナを近くに呼んだ。そして頭を撫でた。


「もう、私の手から離れてしまったのね」


「そんな事はありませんよ。私はここに居ます」


「私よりもしっかりしていて自立しているという事よ」


「お母様が居たからこそです」


他の2人は少し羨ましそうに私を見ていたので一緒の様に頭を撫でた。


「分かったわ・・・じゃあ子供以外に教えないで、そして・・・出来ればでいいわ。出来るだけ守りを優先にして頂戴」


「はい、ありがとうございます」


「じゃあ、エリス、シエル、あなた達はどうするの?」


シエルは少し悩んでいたけど答えてくれた。


「僕はまだ使えないから分からないけど、この国の為に使いたいと思うよ。他国が攻めてきたら自国の人達を守るために使いたい」


「分かったわ・・・エリス、決められない?」


エリスは泣き出してしまった。


珍しいはエリスはしっかりし過ぎてたくらいだったから、すぐに結論を出すと思ってた。


「わ、私は・・・分かんないよ。お母様の様になりたいだけなのに」


「苦しい道なの、今決めなければ後々困るわ」


私は心を鬼にする覚悟でエリスの顔を見て答えを待った。


「お願い、答えを聞かせて?」


エリスは泣き止むととんでもない答えを出した。


「私、このまま魔法を覚える。それでお婿さんを見つけてこの国に家を作るわ」


その答えにエリナは驚いた表情を見せた。


分家のようなものを作るという事ね。この歳で凄い事を考えるわ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。