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子供達の魔法の才能

城下から帰ってくるとすっかり日が落ちていた。シエルは少し残念そうな顔をしていた。


「どうしたのシエル、なにかあった?」


「・・・お母様と魔法の練習したかったです」


「ごめんなさいね。お姉ちゃん達の大切な事の準備をしていたの明日またやりましょ」


「でもね、僕、明日剣術の時間もあるんです」


「魔法は体力を使わないわ。それに私は逃げないから明日やりましょ?」


「分かりました」


本当にこの子達はよく勉強しているのか言葉がちゃんとしているわ。流石エリックの子供ね。


そんなことを思いながら夜が明け、次の日、私は1日シエルを見ることにした。


シエルは真面目に勉強をこなすと剣術の稽古へと移動した。兵舎の方にある訓練所で剣を振っていた。そこへそれを見ていた兵士達が微笑ましそうにしていた。


「ねえあなた達は今までのシエルの訓練を見てきたの?」


「はい、流石に私達も気が引けましたが、命令でしたので・・・」


「どんな訓練を?」


「沢山の素振りから体力が減った状態での打ち込み稽古、酷い時は私達にも手を出せと仰ってました」


エリック・・・5~6歳の子になんてことを


「分かったわ。ありがとう」


今は素振りで打ち込み稽古がこの次にあるのかしら・・・


見ていると1人の兵士が付いていて振り方を教えていた。そしてしばらくすると休憩を取り、また素振りが始まった。


そんなに必要なのかしら・・・


しばらく見ていると素振りだけでどうやら終わりだったようで、私はその兵士に話を聞いてみた。


「ねえ、今日の訓練はこれでおしまいですか?」


「はい、無理をなさってはいけませんから」


「でも、前は打ち込み稽古などあったと・・・」


「今は型が重要ですから、前は少し早すぎたと言えます」


「そうなのね」


無茶させちゃってたのね・・・もっと早く気づいてあげられたら


汗を拭くとシエルはこっちにやってきて魔法の練習をせがんできたので早速、壁を作り出して練習させた。

私はアンナにエリナとエリスを呼ぶように言うと凄い速度で走って行った。


事故らないでね・・・


しばらくすると戻ってきて少し後から2人もやってきた。


「あ~シエルずるい!先にやってるなんて!」


「そんなに怒らないで上げてくださいね~」


そんなことを言いながら2人も魔法を撃ち始めた。私はそれをしばらく眺めていると3人の隣に立ち3人が使える簡単な火の魔法を唱えて大きくした。3人は驚いて見ていた所に私は空に向かって放った。


「お母様どうやったんですか!」


「流石です~」


「・・・凄い!」


3人は互いに顔を見合わせると頷き、「教えて欲しいです」と寄ってきたのでコツを教えた。すると、少ししてエリナは大きく出来ていた。


エリナ!?意外に才能があったのね・・・


シエルとエリスは少し拗ねながらも練習を続けていた。するとエリナはさらに予想外な事を言い出した。

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