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姉妹の買い物

しばらく日にちが進み、私はシエルの様子を見ながら娘達の社交界に出る準備を進めていた。


「エリナ、エリス、あなた達はどんな色のドレスが着たい?」


エリナはしばらく悩んでいたが、エリスは即答した。


「私は水色で!」


「あら、水色が好きなの?」


「それも濃くないのがいいです!」


まるで私の時みたいね


エリナは悩んだ末に「ピンクのドレスがいいです~」と和やかに答えた。私はさっそくアンナに伝えるとアンナは少し残念そうな顔をしながらドレスを発注しに行った。


あの顔は派手なドレスを着せようと思ったわね・・・


「そういえばお母様はどんなドレスを着ていたんですか?」


「色々着てたわよ~。でも、派手なのは1~2着くらいしかないわね」


「見たいです!」


「もう何十年も前のドレスよ。無理だわ」


「じゃあ見せてください!」


妙にエリスは乗り気で聞いてきたので私はあの赤と黒のドレスを出してきた。


「これよ」


「・・・黒もいいな~」


「赤じゃないの?」


「黒カッコイイです!」


エリスは身を輝かせながら見ていたが、エリナはいまいちの反応を見せた。


姉妹と言っても好みは違うのね・・・


その後、私はエリックに許可をもらってアンナが帰ってきてから城下へと移動した。


「どうせ降りてくるならお店に行けばよかったのに~」


「そう言わないでアンナ、私が思いついた時にはもう貴女を送った後だったの」


不貞腐れて拗ねた表情を見せたアンナを2人は笑ってみていた。そして着いた所はあの貴族がよく来るようなアクセサリーショップだった。


「あなた達が恥ずかしく無いようなアクセサリーを探さないとね」


「そういえばお母様~?いつも身に着けてるのは指輪と小さなネックレスですけど、もっと目立つ物じゃなくてよろしいのですか?」


相変わらずおっとり口調でエリナは聞いてきたので私もつられておっとりと答えてしまった。


「ええ、私のアクセサリーは~初めて買ってもらった物なの~」


「あら、またお母様ったら真似して~」


私は誤魔化すように笑うと普段通りに戻った。


「後は結婚指輪よ」


「その指輪も買ってもらったんですか?」


リリスに貰った指輪を指さした。


「えっとこれは~・・・そう!友達に貰った物なの」


「私も送り合う友達ができますか?」


「ええ、きっと大丈夫よ」


そんな話をしているうちにエリスはアンナを連れてネックレスとイヤリングを決めてきた。そのネックレスはとても高価で派手で、イヤリングはおとなしくネックレスを引き立てるような組み合わせを選んできた。


エリスはセンスもいいのね・・・


「もう選んだの?」


「はい!私はこれがいいです!」


「分かったわ」


エリック色々とごめんなさい。


「さあエリナも選んで」


エリナはしばらくアクセサリーを見ていると指輪を欲しそうにしていた。


「今買っちゃうと付けられなくなるかもしれないわよ?」


「私、お母様みたいに指輪を付けていたいです」


「他はいいの?」


「ん~っとおとなしいネックレスとおとなしいイヤリングがいいです。その代わり指輪も見ていいですか?」


「ええ、ゆっくり選びなさい」


そして小さな宝石が入った指輪とネックレス、地味なイヤリングを選んできた。


「ほ、本当にいいの?」


「高いのは・・・お父様にも悪いですから」


「そんなこと考えなくてもいいのよ?」


「お母様の様にこの指輪を大事にしたいです」


「分かったわ」


そこでの買い物はとりあえず終わった。そして次に靴屋に行きドレスに合う靴をそれぞれ選び、ドレスの出来上がりを待つだけだった。

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