アルカニアの魔法使い達
3人は生徒達の魔法を見ながらあの森のような土地を歩いて行った。そして離れた先でカルデロンは我慢が出来なくなったようだった。
「なあ、この前の続きなんてどうだ?」
「やめなさい」
ピッツェルは止めに入ったがカルデロンはすでに魔法を唱え始めていた。その様子に私はため息をつきながら障壁を張った。そしてカルデロンは両手に色の濃くなった炎を出していた。
「獄炎」
その言葉と共に魔法は放たれた。
なかなかの威力ね・・・リアーネといい勝負になりそう。
その魔法で姿が見えなくなったので、私は無詠唱でこっそりと同じような炎を両手に出した。
「こうかしら?」
同じように放つと色の濃くなった炎はあっという間にカルデロンを囲んだ。
「俺より扱いが慣れてやがる!?てか、同じ魔法を使えるのか!?」
そして私は簡単な魔法の詠唱を唱えると伸ばしていた魔力の先に炎を付けた。そう、また彼のお尻であった。
「ああああ!またやりやがったなーー!」
ゴロゴロ転がりながら火を消していた。その様子にため息をついたピッツェルは私に向かって氷を飛ばしてきた。
「あのバカは・・・恥をかくじゃない」
私は障壁でその氷を弾くと無言で様子を見た。
「慎重ね?水と炎ならどっちが勝つかしら?」
ピッツェルは詠唱を唱えた後「アイスニードル」と呟きながら氷柱を飛ばしてきた。
私はそれを弾くと同じように詠唱をして氷柱を飛ばした。それを簡単にピッツェルは避けた。
「流石にこの程度は返されるわね」
すぐにピッツェルは詠唱を始めた。私もすぐに詠唱を唱え始めた。
「アクアプリズン」
ピッツェルのその言葉で私の周りを水が囲った。
「ふふ、出るのも大変だと思うわよ」
予想外の魔法で戸惑ったが、私は詠唱を終わらせて床を凍らせていった。ピッツェルはその床が広がっていくのを様子を見ていた。すると、ピッツェルの足は凍っていき逃げられなくなった。
「なによ!」
カルデロンはここでも茶々を入れていた。
私はその後、水の中でぼやけてる間にタリアの氷の花を咲かせる魔法をトゲ無しで使わせてもらった。そしてその蔦はピッツェルを完全に拘束した。それと同時に私を閉じ込めていた水は弾けた。
「水魔法まで私より上だなんて・・・」
カルデロンはその様子に大笑いしていた。クレナガルは静観していたが氷の蔦を見て触り始めた。
「この氷は硬いぞ・・・それに気のせいか詠唱が無かった・・・」
「なによそれ・・・」
2人は私の方を冷や汗を流しながら見た。
「まさに魔女・・・だな」
クレナガルは呟くと「私もいいかな?」と聞いてきたので相手をすることになった。




