早い連絡
この手紙は?アルカニアからだわ・・・
私は手紙を開け中身を読んだ。
もう視察したいって、いくら何でも早くないかしら最近会合が行われたばっかりなのに・・・それとも何か別の狙いが?しかも、日にちだけ見るともう帝都は発ってるわね。
「エリックに取り次いで」
「はい、分かりました」
ユミナはそのままエリックの元へと移動した。アンナは興味津々で手紙の事を聞いてきたので軽く説明した。
「帝都でそんなこと話してたんですか?」
「名前を付けろとか言われて大変だったわ~」
「私ならもっとカッコいい名前を付けますよ!」
自信満々でアンナは言い出したのでそのまま名前を聞いてみた。
「ソーサリークランとか!」
「あ~クレナガルが好きそう」
「くれながる?そんな人が居たんですか?」
「ええ、おそらく中心の人よ?」
「じゃあ私が行ってたらすぐ決まってましたね!」
「3人居なかったらそうなるわね」
「3人も居たんですか?」
「5カ国が入ってるって言ったでしょ」
「でも3人なんですね」
「アンナ・・・また最初から話させるつもり?」
「わわ、躾はお許しください!!」
アンナは少し離れると手を合わせて拝みながら許しを乞うた。
本当にどこで覚えてくるのかしらこの動きも・・・
少ししているとエリックがやってきた。
「ニーナ?手紙の件って言うのは?」
「アルカニアの使者がもう来るわ」
「え?もうかい?」
「私も早いとは思ったのですが、すでに帝都を出ていると思いますから」
「・・・一体何が狙いなんだろう」
「私は不思議で・・・」
2人で悩んでいるとユミナはそっとお茶を入れ、席を準備していた。
「あ、ユミナありがとう」
ユミナは会釈すると後ろに下がった。私とエリックは椅子に座ると対策を考え始めた。
「とりあえず、アテニアにも手紙を送っておこうか」
「ナタリア先生大丈夫かしら・・・」
「流石に校長抜きで話を進める方が駄目な気がするよ」
「そ、そうね」
「後は、母にも言わないとね」
「そういえば、お義母様が国を治めていることになっているのかしら」
「そうだね、今は任せているけど、近いうちに代が変わると思うよ」
「そう、じゃあ・・・案内係の兵士も決めないといけないわね」
「ナグアとブランドに任せようかな」
私は目を丸くした。
「ブランド様生きてたの?」
「彼、戦場に行ってないよ?」
私はポカーンと口を開けて驚いた。
「彼は城を守る組かな?歳も若いわけじゃ無いからね」
「そ、そう・・・後は、魔法学校の準備くらいね」
「そういえば、魔法兵は見せなくていいのかい?」
私は少し考えた後答えた。
「あくまでも、魔法の事ですからね国力に直結するものは見せなくてもいいと思いますよ」
それに私ではまだ紹介も出来ませんし
「とりあえずアテニアに手紙を出してすぐ話し合いをしようか」
その後、エリックは部屋に急いで戻って行った。
でも、本当にこの早いタイミングで来る意味が分からないわ・・・変なことにならないといいんだけど




