なぜか私の部屋に
私達はなぜかまた私の部屋に集まった。
本当になぜかしらね・・・
「もしかしてなんですけど・・・試合を急いだのは子供の件が?」
「そうよ、たまたま魔力探知したら私の中にもう一つ魔力があるのが見えて確信したの」
タリアはお腹を摩りながらそう言った。その様子をアンナは羨ましそうに見ていた。
「アンナ、貴女も良いお相手出来たらすぐよ」
「いえ、私はニーナ様のが見たいんです!」
私はため息をついた。それを見てタリアは笑い出した。
「普段の私と貴女みたいじゃない」
「え?」
「貴女がバカを言って私が呆れる。よく見る風景でしょ?」
「そんなに馬鹿な事言ってましたっけ・・・」
「自覚無いのは怖いわよ?まあ・・・主人に似たのね」
アンナはなぜか照れていた。
「でも、子供が出来たのなら試合なんてするのは危険だったんじゃありませんか?」
「この時を逃したら・・・試合する日が来ない気がして」
「あ~子育てとかありますものね」
「他人事みたいに言ってるけど貴女も近いうちに子供が出来るかもしれないのよ?」
私はエリックを見るとエリックも照れた顔をしていた。
「あの~私もここに居ていいのですか?」
ナグアが申し訳なさそうに手を挙げて言い出した。
「そうね・・・訓練に戻りたい?」
「急いで戻る必要はないかなとは思ってるのですが」
タリアは腕を組んでナグアを睨んだ。
「それで?私達の試合見てたんでしょ?何か思うところは無いの?」
「え~っと、そもそも次元が違うので・・・私なんかが言えることはありませんよ」
「それでも魔法兵の隊長?しっかりしなさい!」
「ひえ~ごめんなさい」
「この辺もどこかの誰かさんに似たのかしら」
私もなぜか睨まれた。エリックは苦笑いをしながら割って入った。
「そうだね、ニーナは優しいからね。でも、途中からだったのが悔やまれるくらい凄まじい試合だったよ」
「どう凄かったのかしら?」
「例えばだけど、あの氷の花を咲かせた魔法なんかはとても綺麗だった。あれは攻撃にもなるのかい?」
「攻撃にならなきゃ使いませんわ!」
「でも、あの魔法は団体戦には不向きだね」
「そんなこともありませんわ。伸ばし方を工夫すれば簡単には逃げられない檻に出来ますもの」
「へえ~、凄い魔法を作ったんだね」
流石にエリックに褒められたのは嬉しかったのかタリアは少し照れていた。
「僕も魔法の勉強しておけばよかったな」
「今からでもしてみてはいかがですか?」
「そうだね。時間を見つけて本を読んでみようかな」
私はこの社交辞令のような会話に苦笑いをしていた。




