タリアと3
「あの~レベルが違いすぎて参考にもならないんですけど・・・」
「ま、まあ一番の役目は被害が広がらないようにしてほしいだから・・・」
若干、タリアとエリックは引きながらその様子を見守っていた。
沢山の魔法が飛び交って派手に見えたが、私の方は火や風、土や水など色んな魔法を混ぜていた。タリアは氷一辺倒だった。
「あれを止めるのは私じゃ無理ですよ・・・」
「でも、この国では恐らく君以上の魔法使いは居ないと思うんだ・・・」
2人の心配を他所にどんどん激しくなっていった。魔法を大きくなり近づけなくなっていた。
私は魔法を撃つのを少し止め障壁を張って魔力を放出し始めた。そしてアルゴスの様に分身を作り始めた。
「な、なんですの!?」
「アルゴス先生の真似ですよ」
「校長の真似ですって!?」
私は2人になるとタリアに向かって2人で魔法を撃ち始めた。
「卑怯ですわ!!」
「タリア様~頑張って~」
どんどんタリアは押され氷の壁を立てた。
「その魔法は反則よ!!」
「え~駄目ですか?」
「え~じゃないわよ!!」
私は渋々分身を消した。
「貴女益々魔女になってきたんじゃない?」
「美魔女の方かしら?」
私が茶化すように言うとタリアは怒りながら返した。
「あんたのどこが美魔女なのよ!!」
「す、すいません・・・」
委縮するように私は答えると、タリアは腰に手を当て片目を瞑った。
「まったく、魔法に関しては1流なのに他が残念って今後王妃として居られるのかしら本当に・・・」
「それなんですよね~・・・私も想像できなくて・・・」
「いや・・・貴女の事よ?」
「私の事なんですけどね」
タリアはため息をつき呆れた顔を見せた。
「よくそんなんで結婚したわね~」
「ごもっともです・・・」
「シャキッとしなさいシャキッと」
「私も頑張ってるんですよ!」
「淑女のマナーも知らないような子でしたものね・・・」
「そ、そうですね」
愛想笑いで誤魔化そうとすると小さい氷柱が飛んできた。
「情けなくて言葉もありませんわ」
「だからっていきなり飛ばさないでください!」
私はタリアの足元から火柱を上げた。それをタリアはギリギリで躱した。
「貴女こそ卑怯よ!!こんな魔法使ってくるなんて」
「お返しですわ~」
タリアの真似をするように高笑いをするとタリアは目を光らせて私に怒りをぶつけるように魔法を撃ちまくってきた。
「あの~殿下?本当に私でよかったんですか?魔法兵全員で来ても多分止められませんよ?」
「・・・そ、そうだね。どうしようか・・・これ」
ナグアとエリックは遠くで途方に暮れていた。




