ナグア2
ナグアはすすり泣くと私はそっと独房の中で座った。
「ここ、埃っぽいわね」
「・・・独房ですから」
「こんな所にいつまでも居ちゃ駄目よ」
「好きでいる訳ないですよ」
「その割には逃げなかったじゃない」
「諦めたからですよ。どうなってもいいやって」
ナグアは私の隣に座った。
「本当は私、ニーナ様が来てホッとしたんです」
「・・・そう」
「でも、ニーナ様のあの力を見て私達は戦う必要無かったんじゃないかって思っていました。でも、それはニーナ様に大きな負担をかける事だったんだなって今思いました」
「ナグア」
「私・・・魔法兵失格ですね・・・」
「これからは貴女が私の代わりになるのよ」
「無理ですよ・・・城を壊せるような力はありませんから」
「これから貴女は色々覚えていくの。そして私を超えて、凄い隊長さんになるの」
「壮大ですね・・・」
「ええ、そして貴女の後を他の魔法兵達が追うの」
「私には無理かな~」
「そんなことないわよ~」
「だって、ニーナ様を超えるなんて一生掛かっても無理ですもん」
「私もまだまだ伸びるからね!」
「ほら~」
2人はそこでやっと笑い出した。
「ナグア、貴女に任命します」
「はい」
「魔法兵の隊長としてもう1度立ってください」
私は立ち上がって手を出した。ナグアはその手を取って立ち上がった。
「どうなっても知りませんからね」
「私を超えられるなら好きにしていいわよ」
私は独房からナグアを引っ張り出そうとするとナグアは抵抗した。
「流石にまずいですよ!!」
「私の権限よ!」
「いやいや、私こう見えて犯罪者ですから~」
「私の命令を聞けないの!」
「ずるいですよ~」
そんな問答をした後、私はお風呂にナグアを連れて行き服を脱がし、私達3人で入った。
「ユミナは来ないの~?」
「私は遠慮いたします」
「そう・・・それにしてもナグア、痩せちゃったわね~」
「ニーナ様、そっくりそのまま返します」
「そうかしら・・・」
アンナは私とナグアの体をみて自分の体と比べ始めた。
「私だけ変わってない・・・」
「アンナはいいのよ!それで」
「私も痩せたいです!!」
「おいしいご飯食べられなくなるわよ」
「嫌です!!」
「じゃあユミナのお仕事も取るくらい頑張らないとね」
「え~」
「あの・・・本当にアンナさんは侍女なんですか?」
「私はニーナ様に一生お使いする侍女です!死んでも化けて出ます!」
「あはは・・・」
ナグアは乾いた笑いを見せた。
「これでも私の自慢の侍女よ?魔法だって使えるんだから」
「生活魔法ですか?」
「いいえ、古代魔法よ」
「え?」
アンナはドヤ顔を決め胸を突き出したので私はその胸を突いた。アンナはすぐにくすぐったそうに胸を隠した。
「貴女も私にとっては自慢の隊長さんよ?」
「私もですか?」
「ええ、貴女は生きててくれたもの」
ナグアは徐に立ち上がると丸見えの状態で頭を下げた。
「ありがとうございます。これからも頑張っていきますのでよろしくお願いします!」
「ナグア・・・見えてるわよ・・・」
私は目を背けると恥ずかしそうにナグアは湯船に沈んでいった。




