会合?
「どうしてもと言うのであれば、その証言をした兵士を連れてきてもよいが?」
「いえ、結構です」
呼ばれて剣を向けられたら抵抗できないわ
「ならば、あの城を壊したのは姫か?」
「おそらく、私だと思います」
「断言は出来ぬと」
「あの時、私は意識が少ししか残っていませんでしたので」
「その状態であの惨事を・・・砦の方も貴女か?」
私は目を伏せながら少しずつ震えてきている手を握って答えた。
「はい・・・」
前の3人は何かを話し合っていた。
私はあの時から既に壊れ始めていたわ・・・私がもし、魔法兵の育成を間に合わせていたら魔法兵に同じ道を歩ませていたかもしれないのね
「貴女は何の魔法が得意なんだ?火か?氷か?それとも土か?」
「得意なのは特に考えたことはありません・・・」
ピッツェルは鼻で笑い小ばかにするように話し始めた。
「その兵士の話が間違ってるんじゃない?そもそも複数の魔法をあの威力で出すのはありえないでしょ」
その言葉は他の2人も同意している様子を見せた。
「普通ならどれか1つを極めて他はさわり程度で済ませるものよ」
「そうだな~俺も迷ったっけ~」
「どうせ近くに兵が居たんでしょ?」
私の足まで震え始めたのが分かりながらも答えていった。
「盾で守ってくれる兵なら居ましたが、魔法を使える兵は後ろに待機していました」
「だったら、貴女がやったとでも言うの!」
「はい、兵力の温存の為に」
「くだらないハッタリね」
「それくらいにしろ。ピッツェル」
クレナガルがそう言うとピッツェルは足を組んで横を向いた。
「でもよ~やっぱびっくりだよな~殆どの属性使っちゃうんだぜ?」
「はあ・・・話が進まんぞ・・・カルデロン」
「いや~気になるじゃん。軽くなら俺も使えるけどよ。砦を潰す程なのは無理だぜ?」
「気になりはするが、今はその話をする時ではない」
「そんなこと言ったってよ~多分姫さん覚えてないぜ?」
クレナガルはその言葉を聞いて考えるように口を閉じた。
「なあなあ、本当にそれだけか?もっと色々出来るんじゃないのか?」
カルデロンは嬉しそうに立ち上がると炎を両手に出した。
「見せてくれよ・・・その力をさ!」
「待て!カルデロン!!」
私は魔力を纏ってナタリアを掴み後ろに飛んだ。元居た場所は真っ黒になっていた。
「カルデロン!止めるんだ!」
「気にならないか?この女の強さをさ!」
私は急いで腕輪を引きちぎった。
「普通なら・・・巨漢でもなかなか出来ないぜ?引きちぎるなんてな」
カルデロンはフードを取り赤髪を見せつけ、嫌な笑顔を見せていた。その横でピッツェルは呆れながら離れていき、クレナガルは止めようとカルデロンの前に立った。
「こんな所で暴れたらどうなるのか分からんのか!!」
「せっかく出会えたんだ・・・遊ばなきゃ損だろ!」
「こんなことするために集まった訳じゃ無いだろ!!」
「こんな場所に部外者連れ込んだのはお前だろうが・・・先にヤルぞ?」
私は障壁を張り様子を見ていた。




