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社交界へ到着

そうこうしているうちに夕方になり王都の門へと着いた。


さっきまでの不安そうな顔が嘘のような明るさに戻ったアンナが少し興奮気味に外を見ていた。


「ニーナ様!王都ですよ!おっきい門ですよ」


私はまだ心が落ち着く事がなく少し震えていた。


「アンナ、少し落ち着きなさい」


「え~でも~もう王都に着いたんですよ~」


門の入口まで着き門番に招待状を見せた。


「どうぞ中へお入りください」


「ありがとうございます」


王都に入ると普段居た街がどれだけ小さい町に見えたかよく分かった。大きな家やお店がズラリと並び夕方でもあるのに人が沢山歩いている。気持ちはもう田舎から都会に来た感じだった。

アンナは目を輝かせながら外を眺めていた。


「おっきい家が沢山ですね~帰りにお店に寄れたらいいのに・・・」


「ええ、お土産くらいは買いたいわね」


私はもうすぐお城に着くと思うと不安が爆発しそうになっていた。


震えながら少し待っているとお城へ着いた。お城の兵士に招待状を見せ中の待合室へと通された。


「ニーナ様、お化粧始めますね~」


アンナは普段通りで化粧を始めた。私はどこか諦めたような顔になっていた。


髪も整え化粧も終わり後は待つだけとなった。


「ニーナ様・・・私もドキドキしてきました」


「ええ・・・そうね」


「あれ?馬車では震えていたのに今は落ち着いていますね」


「そう?まだ私は怖いわよ?」


そして会話をして時間を潰しているとお城の人が呼びに来てくれた。


「そろそろ始まりますのでご案内いたします」


「分かりました。お願いいたします」


私は緊張しながらお城の人について行った。


「こちらでございます。もう間もなく王子も参りますので」


「分かりました。ありがとうございます」


中へ入ると大きなシャンデリアのある大きなホールで机がいくつも並んでいた。中にはすでに何人か居た。

みんな私くらいかそれより小さい子もいる様子だった。


私は周りを見てゆっくりと中に入った。そして、挨拶をして回ることにした。


まずは女性陣からだったかしら・・・


数人で固まっている女の子達の元へといった。


「ごきげんよう、わたくしニーナ・クロフォードと申します」


「ごきげんよう」


そう挨拶が返ってきたと思うと一人の女の子が笑ってきたのだった。


「クロフォードってあの辺境の領よね。田舎者が何しに来たのかしら」


典型的な人も居るものわね・・・


逆に私は落ち着き始めた。


「どうぞお見知りおきを・・・」


「田舎の者などほっときましょ」


そういって私はその集まりから相手にされることは無かった。

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