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開通

次の日も作業をしているとお昼過ぎ頃に開通した。


「あ~暑かった~~~」


「はい!氷です!!」


「ピィ!急に出さないの!!」


アンナの急襲に私は変な声を出しながら怒っていたら、後ろから付いてきていた馬車とナタリアも追いついてきた。


「本当にトンネルが出来ましたね~」


「こいつあ・・・驚いた・・・」


ナタリアと御者は驚いて出た先を見ていた。


「御者さん、ここがどの辺か分かりますか?」


「いえ、私もテラゴニアから出たのは初めてで・・・」


「じゃあ、どこから掘ったのかは分かりますか?」


「それは~え~っとここですね」


御者は地図を出すと指を指した。


狙った通り帝国の隣の国に出たわね。後は、帝国の方角が分かればいいわね


「道が無いのでどちらへ向かえばいいのか分かりませんね」


「私もそこまでは考えてなかったわ・・・」


「道らしき物がある所まで行ければいいですが」


この辺の木とか岩を退けて行けば進めるかしら


「先生、魔法で木を何とかできませんか?」


「木くらいなら~!」


ナタリアは詠唱を始めた。すると、周りの空気とナタリアの雰囲気が変わった。


少しすると、風が出てきてナタリアの詠唱が終わったようだった。目の前に大きな竜巻が起きて何本もの木が上に打ち上がっていった。


あれ?・・・この人の魔法強い気がするんだけど・・・


竜巻の後を見るとデコボコになった地面が露わになっていた。私は少しずつ土の魔法を使って戻していった。


「このままだと時間が掛かりそうね・・・」


ぼやきながら続きをやっていると、どこからか人が見に来ていた。


「あんたら何やってんだ!?」


「あ、すいません・・・馬車が進まなくなってしまって」


「そりゃあ道も無いとこ走ったら進まなくもなるぞ」


「あの~いきなりで申し訳ないのですが・・・道を尋ねてもよろしいでしょうか?」


「ん?」


私は道がある所まで教えてもらってついでにヘレテへの道も教えてもらった。その後は道まで同じような事をしていき見に来ていた人が驚きながら付いてきていた。


「よかったわ~山岳の近くに道があったみたいで」


「あんたらどこから来たんだ?」


「え~っとテラゴニアから・・・」


「テラゴニア?どこだ?それ」


そうよね・・・他国の事知らない人も居るわよね・・・私もなかなか覚えられなかったし


「山岳の向こうですよ!!」


アンナが元気よく指を指すと来ていた人は不思議そうな顔をしていた。


「あんたら馬車で山岳なんて超えてきたのかい?」


掘ってきました~!なんて言って信じてもらえるとは思わないわね


「えっと馬が~」


「山岳なら掘ってきましたよ~?」


先生!!言っちゃった!!さっきの魔法で疲れてたはずなのに!!


「掘っただ?そんなことあり得る訳がないだろ」


「実際にこの先に行ってみたら分かりますよ~?」


「ねえさん、どこでそんな冗談覚えてきたんだ?」


見に来ていた人はそう言って笑っていた。


「そういえば貴方はこの辺の方ですか?」


「ああ、こっから見えるだろ?あの村だ」


道に出るとよく見えるわね・・・


「しかし、こんな道作っちまうなんてな~それに・・・木もこんなに飛ばしちまって」


「申し訳ございません・・・」


「まあ、村で使えばいいか!」


「運べますか?」


「ここで切って運ぶしかないだろうね」


「丸太にしましょうか?それとも板にしましょうか?」


「へ?」


その後見に来ていた人は腰を抜かす程驚く光景を目の当たりにすることになった。

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