作業の続き
「あ、アンナ・・・痛い・・・」
「え?あ、ごめんなさい!!」
アンナはすぐに抱きしめていた腕を緩めた。
私、気を抜けばすぐ思い出すようになっちゃったのね・・・
「ニーナさん私も聞きすぎました~ごめんなさいね~」
「気にしないでください!ちょっと疲れちゃったみたいで」
愛想笑いしながら私はアンナの腕を少しずつ離していった。
「でも、魔法の組織ってどんな所なんでしょう」
「私も存在を初めて聞きました」
「私なんかが行っていい所なんでしょうか~?」
「呼ばれましたからね。行くしかないと思いますよ」
「うう、なんで私なんですか~」
またナタリアは泣きそうな顔になっていた。
「先生、落ち着きましょ。きっとアルゴス先生も考えがあったんですよ」
「生徒と仲良くなんて他の教員みんなやってましたよ~なんで私なんですか~~」
「先生の日頃の行いがいいんですよ!」
「日頃の私がいけないんですね~」
「違います!!」
本当に手紙1枚で去るなんて、アルゴス先生らしくないというか・・・何かあるんじゃないかしら
「先生?この件が終わったら少し校長室調べませんか?」
「え?」
「流石に手紙1枚は違和感がありますから・・・」
「そ、そうね~そうしましょう~」
何とか収まったわ・・・あのまま泣き出したら色々と面倒そうで・・・この人にはお酒も危なそうね
その後、私はアンナとくっつくようにして同じベッドに寝て、朝になり準備を済ませるとまた穴の所へと移動していた。
「アンナ・・・氷を頼むわよ!」
「お任せください!!」
「私は何かしましょうか~?」
「先生は何が出来ますか?」
「手で穴が掘れます~!」
私は軽く扱けて呆れた顔をした。
「私達が怪我しないように見ててもらえますか?」
「は~い!」
この人本当に魔法学校の校長なのよね・・・
私はあの続きをするために同じ形になるように炎を調整して準備を整えていった。そしてまたトンネルを作り始めて行った。
作業は続きお昼になると食事を摂るために手を止めて、食べ終わるとすぐに作業を再開していった。そしてその日もまた開通はせずに宿に戻ることになった。
「おつかれさまです~」
「先生も見守りありがとうございます」
「私は何の役にも立ちませんから~」
「いえ、安心して作業できます」
「私よりも~褒めて欲しそうな人がいますよ~」
それは目を光らせながら真後ろに立っていた。その日、変な悲鳴が宿に響いていた。




