見舞い?
いつまでこんなのが続くんだろ・・・
私は夢の中でも感情が消えて諦めた表情を浮かべていた。
アンナは寝ずに世話をし続けていたためか倒れてしまい運ばれていった。ユミナは諦めずに世話を続けていた。食べ物を持ってくるために席を外した。すると、私の指輪が光った。
「やっと人が居なくなった」
リリスが私の元へとやってきた。そして顔を近づけた。
「貴女このまま死ぬつもり?」
耳元に顔を寄せた。
「ねえ、私と契約して悪魔として生きない?尊さん」
私はその言葉に目が軽く痙攣した。
「私は気になっていた。姿形は女性なのに魂は男性の貴方に・・・」
リリスは無表情で私に話しかけた。
「寿命も延びる・・・それに今の状態も肯定できる・・・人を殺した事のね」
リリスはそう言って近くの椅子に足を組んで座った。
「このままじゃ貴方は死んでしまう。だから、私と契約して」
私はそれでも動くことは無かった。
「こんな事になるなら、私を使えばよかったのに」
ドアが開いたと同時にリリスは姿を消した。ユミナはまたスープのような物を持ってきた。
「ニーナ様どうか・・・お食べ下さい」
ゆっくりと少しずつ私の口へと運び流し込んでいった。
そして次の日、タリアが部屋にやってきた。
「ニーナ!起きなさい!」
タリアは近づくと私の頬を叩いた。
「起きなさい!私との約束・・・忘れたとは言わせないわよ!」
ユミナはその姿を見てグッと堪えた。その様子をタリアは一瞥した。
「あの従者はどこへ行ったのかしら?」
「あの従者とは?」
「ニーナの周りをうろちょろしていたあの女よ」
「アンナ様はただいまおやすみになっております」
タリアはなんとく分かっていたような顔をして、また私の顔を睨んだ。
「このまま従者と別れるつもり!起きなさい!!」
タリアは私をゆすり始めた。流石にと思ったのかユミナは程々の所で止めに入った。
「貴女このまま起きなかったらどうするつもり?」
「私はニーナ様の侍女です。最後までお供いたします」
「立派な心意気ね。でも、死んじゃうかもしれないのよ?」
ユミナは黙った。
「そんなお別れでもいいの?」
ユミナの表情は変わらなかった。
「それが主人への思いなのかしら?」
ユミナは何を言われても表情一つ変えずにいた。
「ニーナまた変わった従者を連れているのね」
タリアは私の顔を最後にそっと触ると部屋を出て行った。ユミナは見送るようにお辞儀すると顔を下向けたまま歯を食いしばっていた。




