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色々な最後

【マカオン】

最後に・・・俺の魔法・・・使えたんだな・・・まあ、誰もでも出来るような簡単な魔法だったけどな。

なあ姫さん、これで俺も魔法使いになれたんだよな・・・


気が付くと魔力が切れて、障壁が消えていた。周りの兵は一気に燃えたが後ろからまた兵がやってきていた。そして俺はナグアを体で隠すと敵兵に剣を刺された。


【ニーナ】

私は蹴っ飛ばした兵と共に戦場へ着いた。すでに終わった後だったのか、兵器と死体が残されていた。その中には、騎士長だったはずのライナス・ミルトンの姿もあった。


あの強い人が・・・


その後、私は魔力で探知をしてみるとまだ人が沢山残っている所があったのに気が付きそちらへと向かって走り出した。しばらく、走っていくと帝国の旗が見えた。


ヘレテ帝国?ツラバスと繋がっていた?


私の存在に帝国の兵が気が付くと一斉に走ってきたのが見えた。私は耳を閉じるように伝えると雷の魔法を放った。それは一瞬の事で帝国兵はほとんど伝播していき、気絶してしまっていた。こちらの馬も驚いて大きく跳ねてしまったが兵士がそれを抑えた。


残っている兵は居ないの?エリックは!


探しに行ったがそこには魔法兵達の亡骸があった。それを見た瞬間、私は完全に理性が飛んだ。


全身から靄が出て私は馬を降りた。その後、無言で手を挙げると頭上に火の玉が浮いた。その火の玉は一気に大きくなり靄を吸い込んでいき、黒い色へと変色していった。その異様な様子に味方の兵は唾を飲んだ。


そして城を半分以上飲み込める大きさになった瞬間に放った。それはゆっくりとと進んでいき城へと向かっていた。城下の家の屋根を溶かしゆっくりと進む球体を止めようと相手の魔法兵達は必死に魔法を当てるも止まることは無く、正面に立って魔法を撃った魔法使いすら溶かしながら進んでいった。


ある一室で漫談をしていたツラバスの王はテラゴニアの王が討たれた報告を聞いて機嫌がよくなっていた。そして漫談相手と共にお酒を飲んでいた。


「遂にテラゴニアが私の物になるのだな!」


「おめでとうございます!陛下」


「今後はテラゴニアの民は奴隷のように扱ってやろう」


ツラバスの王は大笑いをしながらそう話していると窓に映った黒い球体に気が付いた。


「なんだ?あの球体は?」


「こちらに向かってきてはいませんか?」


そしてツラバスの王達は逃げようとしたがあっさりと黒い球体に飲まれて城は大きく穴が開き崩れていった。


私はそれを見届けることはせずに魔法兵達の亡骸を見て虚ろな目を開けたまま涙を流していると蹴っ飛ばした兵は私の横に馬を付け、私を乗せると元来た道へと歩き出した。


「ニーナ様!!待って!!」


ツラバスの方からナグアが走ってきていた。

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